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事の発端はある夏の猛暑の日。リビングでエアコンも扇風機も付けるのが気の毒だった私は、兄の前で薄着になった。それが地獄の始まりだった
兄は私の身体に触れ、私を汚した。
私の上で必死に動く兄。その下で泣いて許しを乞う私
『ずっと、触りたかった』
兄の口から出た 信じ難い言葉。
散々好き勝手された私はリビングに放置され、ただ泣くしかなかった。やがて陽は落ち仕事から帰ってきた両親に助けを求めたが、その時に返ってきた言葉は私が求めていたものとは遠くかけ離れていたものだった
「煽ったお前が悪い。」
「お兄ちゃんは 男 なのよ？」
なんで？家族でしょ？
兄妹って言ったじゃん
「血は繋がっていないだろう」
「お兄ちゃんは悪くないわ」
血…？そんなもの関係あるの？血が繋がってないからこんなことするの？なら私と血縁関係があった両親はなんで私を痛めつけたりなんかしたの？
なんで？
なんで私は痛い思いをしないといけないの？
全部わたしが悪いの？
ワタシ が ダメ なの ？
そうだ。これが大人だ。これが私の知っている ”大人”だ
その夜、私の自室の前でひそひそと会話する声が聞こえた。ドアの向こうに数人いるようだった。何事かと思い身体を起こしてみればゆっくりと音を立てながら開いていくドア。
そこにいたのは、兄と父、そして母
3人が入っきてきたと思えば母が部屋の鍵を閉める
そして、わたしは、
「いやぁああぁああああッ！！！！」
いやだ
イヤだ
やめて
なんでそんなことするの
わたし、いい子にしてたのに
悪夢に魘されついに脳が覚醒して飛び起きる
身体からは汗、目からは涙、喉からは音がない声
「っ…、ぁ、…はぁ、…はぁッ…、」
夢にしては生々しく、とてもおぞましいものだった
背中から全身へと悪寒が広がっていく
おぞましい過去から長い時間が経った今でも、植え付けられた恐怖は消えることはないと、身体がそう言っているような気がして吐き気がする。涙が止まらない
いつもそうだった。日常で嬉しいことや幸せだなと感じた日の夜には、必ずあの日の夢を見る
一瞬にして暗闇に引き戻されるのだ。これはもう、呪いだと思う
「…っ」
私は部屋を駆け出してリビングに向かう
怖い、怖い、部屋にいるのが怖い、1人はやだ
「リサっ！リサ！…っリサ！！！」
LS「Aちゃん！？」
自分でも分からなかった
なんで、この人の元に来たのか
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夢 - 更新楽しみにしてます！！ (5月31日 23時) (
レス) @page25 id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます🥹ぼちぼち書いてるので気長に待っていてください😌 (2023年4月14日 22時) (レス) id: 99e7b95db2 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます!!更新がんばります^^ (2023年4月14日 22時) (レス) id: 99e7b95db2 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 面白いです！！これから主人公がどうなってくのか気になります！！ 続きが読みたいです！！ (2023年4月11日 23時) (レス) id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 面白いです。これ。 (2023年4月7日 20時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：侑 | 作成日時：2020年9月15日 21時
