呼び出し ページ19
先日、雄英からの呼び出しの手紙が届いた。
内容を抜粋すると、
あなたの個性について話があるから、直接来て欲しい
ということらしい。
恐らくは、私をどう扱えば良いのか分からないのだろう。
敵になる可能性がある以上、私を放っておく訳にはいかない。
『私、強いからな』
思わず、素の声が出た。
しまったと、急いで周りを見渡すが、幸いなことに誰もいなかった。
(まぁ、猫被りがバレたところで、何も問題はないんだが)
十五年間演じ続けたこのキャラを、今更変えることには少し抵抗がある。
(それにしても、デカイな……)
どこまでも続いていると錯覚を起こす、長い廊下を見ながら思う。
どれくらい大きいか？
私が迷子になるほど広い。
＊
『ごめんなさい、お手を煩わせてしまって』
「いやいや、呼び出したのはこっちだからね」
あれから一時間ほど迷っていると、雄英の教師に救助された。本当に申し訳ない。
それにしても、目の前のこの人(?)は、校長なのだろうが、雄英は人間ではなくても教師になれるのか。
流石、最先端の高校だ。
「賢い君なら、もう予想は立てているだろうけど、
今回は君の個性について話をさせてもらう」
予想的中。
しかしまぁ、悪いようには扱われないだろう。
むしろ、贔屓してくれる可能性もある。
「単刀直入に言おう
君には雄英に入学して貰いたいと考えている」
『拒否権がないような言い方ね』
あぁ、本当に賢い子だと、根津は心の中で思った。
「僕たちは君の個性を恐れている その気になれば、世界を混乱に招くことも可能だろう」
「しかし、強力な個性を持つ�爐燭世両�女�瓩鯤甞佑垢詭�にもいかない」
『だから雄英の監視下に置こうと』
私の言葉に、校長はにっこり笑う。
あまりにも邪気のない笑顔に、少し拍子抜けする。
突然、その場にいた教師陣全員が頭を下げる。
なんだなんだと焦っていると、校長が言葉を発す。
「我々一同、必ず君を守り抜くと誓う
だからどうか、雄英に来てくれないだろうか」
素直に驚いた。
あの雄英の教師陣が、こんな子供一人に頭を下げているのだ。
(狡いなぁ 大人は)
こんなことされて、『嫌です』なんて言えないだろう。
やはり、私の入学は決定事項なのだと実感する。
『そこまでされては、断れないわね』
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q2n3qbzuWwYqZsD(プロフ) - 主人公の性格，求めてたものに限りなく近い (2022年8月21日 4時) (
レス) @page20 id: c07b904298 (このIDを非表示/違反報告)
あの - それな!!!!オールマイトいい人だなぁと思いました(^∇^) (2021年9月16日 6時) (レス) id: ed7f91fcee (このIDを非表示/違反報告)
ガムテープ(主食)(プロフ) - こんなに良い作品なのに何故かお気に入り登録者が1000いってない事に納得がいかないなぁ (2021年8月22日 20時) (レス) id: 7acb83f600 (このIDを非表示/違反報告)
ふろーらるのかおりをめざす。 - エルスさんに激しく同意(真顔) (2021年8月1日 11時) (レス) id: e25b0a7159 (このIDを非表示/違反報告)
エルス(プロフ) - 許婚と主人公ちゃんの性格設定が好き。本当に好きです！！！初めからこのストーリーがすごく気になった！超好みです！こんな素敵な小説を書いてありがとうございます！応援してます！頑張ってください！！ (2021年7月14日 3時) (レス) id: ac1370201a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵投げ合戦 | 作成日時：2021年5月22日 22時
