安全確保されました【ワールドトリガー】 (ページ34)

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気づいて33 ページ34

母｢久しぶりA」

父｢揃った事だしもう行くぞ。向こうは先に席で待ってる」

貴｢お久しぶりです。お父様お母様」

両親を様付け普通の家庭では無いことだ

財閥の中でも両親を様付けするなんて事あまり無いし

ーーー

ガラッ

父｢遅くなりました私の娘です」

母｢今日はよろしくお願いします」

貴｢娘のAと申します」

正｢唯我正です。今日はこちらこそよろしくお願いします」

唯｢息子の唯我尊です」

どこからどう見ても育ちの良いお坊ちゃんって感じの人

父｢では私達は世間話でもしに行きましょうか」

正｢えぇでは向こうの部屋へ」

母｢はい。」

ーーーーー

貴｢唯我さんは私を何故婚約者にしたんです？」

お茶を少し飲み尋ねた

唯｢父が勝手に決めた。それからAさんは年上でしたよね。」

貴｢はい。18です」

唯｢ではAさん貴方をこの僕の1人目の女性にしてあげてもいいですよ？」

指を指しながら偉そうに叫んだ唯我さん

私はその言葉を聞いた瞬間一瞬時が止まった

貴｢……は？…………あっいえ！あの1人目ってどういう事ですか？」

唯｢僕はボーダーのA級一位部隊なもので、モテてしまうから1人じゃ収められないのだよ」

私はその言葉を聞いた瞬間また一瞬時が止まった

貴｢………………えっ嘘、ボーダーのA級一位部隊？！」

唯｢そんなに驚くことではないだろう。この僕がいるのだから当たり前だ」

こんな人1年もいるのに会ったことない……

貴｢それって太刀川隊ですよね。太刀川慶さん出水公平くん国近柚宇ちゃんがいる」

唯｢そうだ」

貴｢そうですか。ひとつ話を聞いてください。私の話は簡単ですこの婚約破棄してください」ﾆｺｯ

唯我さんは私の言葉を聞いたとたんキョトンとした

貴｢私は貴方と結婚したくありません。私はちゃんと私一人愛してくれる人と結婚したいですから」

唯｢何故だ！」

いきなり大声を出した彼は余裕がなくなっていた

貴｢私は好きになった人と結婚したいですし貴方を支えられません。貴方のようなかっこいい人は私には不釣り合いだと思いませんか？」

少し煽ててみたら

唯｢確かに僕はかっこいい言われてみればそうだ」

貴｢婚約、破棄してくれますか？」ｳﾙｳﾙ

唯｢まぁこの僕がかっこ良すぎるからいけなかったからな。婚約破棄で｢ありがとうございます！唯我さん」ﾆｺｯ

ﾆｺｯと笑った瞬間唯我さんはずっと私の顔から目をそらさなかった