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Episode 44 ページ2
夕雨side
「××ってバンドのさ、ギターの子の演奏すごくない?」
「分かる!上手く言えないけどかっこいいよね!」
「たまにあの子が歌う楽曲あるんだけどね、歌も上手いんだよね〜!」
「演奏も上手いし歌も上手いんだね!ギター&ボーカルになってくれればいいのに!」
「本当にね!そしたら私、今よりファンになる〜!」
街中でふと聞こえた、そんな言葉
私達のバンド_というより私の評価
この時はまだ深く考えずに、ただただ嬉しくなった
この時からだった、練習中に違和感を感じるようになったのは
皆の演奏が遅れて聞こえてきた
そんなはずはない、自分で作った曲の譜面通りに演奏したはずだ
メンバーを見渡すと、「ごめん、遅れちゃった」と、苦笑いが返ってくる
私もまた、『大丈夫、また最初から合わせよう!』
という何も考えずに返した
これが気の所為では無いと、思いもしなかった
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作者名:炙りチャーハン | 作成日時:2018年8月25日 2時