*24話* ページ25
千秋side
花音に促され、千聖に連れてこられ屋上にやってきた
鍵をかけた千聖に疑問を抱きつつ、とりあえず座ることに
『本当に花音は一緒じゃなくて良かったのかな?』
千「本人が言っていたでしょう?それに、あの子はあれでも頑固なところがあるでしょう」
『そうだけどさ…』
千聖が隣に座るよう促すが、彼女は何故か僕の目の前に座った
必然的に後ろから抱きしめさせられる
千「ねぇ、千秋」
『何?……そう言えば、アレいつ付けたの?』
千「…いつだと思う?」
意地悪げに微笑む千聖
彼女がどこまで見透かしているのか分からず、こちらとしては困るのだ
『いつでもいーんだけどね…』
千「?」
こちらもやり返させてもらおう
耳元で、囁いた
『そんな可愛い事してくれたのに…見せてくれなかったのは残念だなぁ……ねぇ、千聖?』
千「………!」
ビクッと肩を跳ねさせた千聖に、怒られたのは言うまでもない
それから誘惑するように、感じて貰えるように再び囁いた
『僕もキミを独占したいんだけど……ダメ、かなぁ?』
彼女の背中から鼓動が伝わってくる
ドキドキしてくれてる、嬉しいなぁ
千「…いいわよ。でも、」
『?』
千「それだけじゃ足りないから…家で、ね?」
小悪魔の微笑みで、千聖は振り返った
やっぱり僕は、お姫様の手の中で転がされているようです
28人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
炙りチャーハン(プロフ) - トマト校長さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!これから少し番外編を予定していますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年8月22日 9時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - 最後むちゃくちゃ良かったです。本当にありがとうございました!(^∀^) (2018年8月21日 19時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
炙りチャーハン(プロフ) - トマト校長さん» いえいえ、これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします! (2018年7月31日 6時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - 千聖ちゃんの小説がみれて感動しました。ありがとうございます!! (2018年7月30日 19時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:炙りチャーハン | 作成日時:2018年7月30日 8時