*14話* ページ15
千秋side
日常がまた違う日常に置き換わる事なんて、いつだって突然だ
僕の場合、それは中等部に上がってすぐの頃だった
当時から千聖は仕事が増え、今ほどではないが学校には遅刻するようになっていた
彼女が朝から登校の日や、オフの日は一緒に過ごした
登下校も出来るだけ、2人一緒
そんなある日、千聖と僕の家で過ごしていた日のこと
彼女は僕に「キスをして」と言った
僕は彼女に「どうしたの」と聞いた
彼女は平然と「疲れが取れる気がして」と答えた
僕は平然を装い「僕に出来るなら」と言い、震える手を押さえつけ、彼女の頬に触れた
柔らかな唇に口付けて、そっと離れる
その時の、千聖の嬉しそうに微笑んだ顔が忘れられない
だから、彼女があの時のように笑ってくれるなら
この気持ちを押し殺してでも、この関係で居続ける
いつか、千聖が僕を必要としなくなるまで
僕はただ
彼女が求めるものに、応えるだけ
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炙りチャーハン(プロフ) - トマト校長さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!これから少し番外編を予定していますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年8月22日 9時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - 最後むちゃくちゃ良かったです。本当にありがとうございました!(^∀^) (2018年8月21日 19時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
炙りチャーハン(プロフ) - トマト校長さん» いえいえ、これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします! (2018年7月31日 6時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - 千聖ちゃんの小説がみれて感動しました。ありがとうございます!! (2018年7月30日 19時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:炙りチャーハン | 作成日時:2018年7月30日 8時