第28話 ページ29
楓side
このクソ暑い日に、私は職員室に呼び出されていた
教員達の部屋だけクーラーとかズルいよね
汗が少しずつ引いてくる頃には、呼び出した教師が話し始めていた
「この間の授業でやった英作文、いい出来だったわ」
『ありがとうございます』
「そこで、なんだけどね_」
『……?』
教師が告げたことに対して、数秒ほど固まった
なんとか「失礼しました」と言い、重い足取りで教室に戻る
蘭たちは練習があるらしいし、つぐすらいないだろう
ドアを開け、誰もいないことを確認する
椅子に座り、先生が言ったことを反芻する
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「アメリカの高校で勉強してみない?」
『_え?』
「中等部の時に大きなコンクールに出したの覚えている?」
『…はい』
「それがアメリカの方に伝わってね。2年間の留学に来ないかって」
『…なん、で…』
「英語を勉強させて、伸ばしてみたいそうよ」
『…………』
「別に今すぐ決めなくていいわ。あなたの中で、ゆっくり考えなさい?」
『……はい』
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炙りチャーハン(プロフ) - キララさん» コメントありがとうございます!沙綾のお話は行き詰まってますが、作品自体は投稿してあります。リサ姉のお話も2作あるので、あとがきに載せておきます!よろしければご覧下さい! (2019年1月4日 20時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
キララ - さあやや、リサ姉のも読んでみたいです (2019年1月4日 20時) (レス) id: fc40091264 (このIDを非表示/違反報告)
炙りチャーハン(プロフ) - rainさん» ありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (2018年7月30日 8時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
rain(プロフ) - 炙りチャーハンさん» はい、無理はなさらないでくださいね。恋愛要素なども全然入って大丈夫ですよ!これからも応援しています、頑張ってください! (2018年7月30日 8時) (レス) id: 3259bad96c (このIDを非表示/違反報告)
炙りチャーハン(プロフ) - rainさん» 素敵な作品なんてそんなことないですよ!沙綾ですか、分かりました!気長に待っていただけると幸いです。私の作風ですとどうしても恋愛要素が入ってしまいますが、頑張らせていただきます。良ろしければこれからもよろしくお願いします! (2018年7月30日 0時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:炙りチャーハン | 作成日時:2018年5月6日 1時