第4話 ページ5
リサside
「…びっくりしたぁ」
「何が？」
「ううん、なんでもないよ」
黒髪に紫紺の瞳、Roseliaのキーボードの双子の妹だと言う彼女は、アタシのハートを射止めて行った。ようするに、一目惚れってやつ。名前呼んでくれたの、可愛かったなぁ。
「零、燐子と似ているわよね」
「そだねー。友希那的には、ライバル増えたって感じ？」
Roseliaの中で、あこと友希那で燐子の取り合いが起きているのは知っている。当の本人は気づかないのだが。しかし、あの顔の似すぎている双子の様子を見ていると、そんな争いは消えてしまいそうだ。だって、仲良いもん。
「ライバルは増えたというか…そもそも、負ける気がないのよ」
「お、カッコイイ……アタシの初恋は実らない系かなぁ…」
「まさか、リサ…」
「そのまさかだよ〜。アタシでも一目惚れとか少女漫画チックなこと、するんだって思ったよ」
友希那はそれ以上、何も言わなかった。だからアタシも余計な詮索はしない。そういえば紗夜も、愛おしげな目で零のとこ見てたな。好き、なんだろうな。ただ、燐子が分からない。零を見ている目はいつもより優しげに感じたけど、どうなんだろう。
推理小説を読んでいるうちに、探偵と同じように推理している時ってあるよね。アタシは今、そんな感じ。欠けているピース、アタシの心のピースも同時に探している。
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天霧(プロフ) - めちっゃ続きが気になります。 (2023年3月5日 16時) (
レス) @page12 id: 29461b0644 (このIDを非表示/違反報告)
ちくぜんに(プロフ) - ありちゃんさん» 返信遅くなって申し訳ございません！諸事情でパスワードを忘れているので、残念ながら続きは投稿しないかもです………新しく作ってもいいんですが、別の話になってしまいそうなんですよね… (2020年4月22日 0時) (レス) id: 8315f66856 (このIDを非表示/違反報告)
ありちゃん - 続きがぁぁあぁぁぁぁぁぁああああぁ気になるぅぅぅぅぅ！！！！！！？？？？？？ (2019年7月22日 12時) (レス) id: 55820afc03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炙りチャーハン | 作成日時：2018年12月12日 20時
