6 ページ7
．
曲が終わった。
途中でいきなり曲を変えるのは少し卑怯だな。
そう思って、ため息をつく。
「どうですか？」
息はまったくあがっていなくて、
汗も、まったくかいていない。
そんな俺を見てまたEXOは驚いた。
LA「やっぱりAは凄いね？ふふっ」
シン哥はそう言って笑った。
さっき『認めない』と言っていた3人は悔しそうに唇を噛んでいた。
俺の記憶がフラッシュバックした。
悔しがる人
腹いせにシューズを捨てられ、ダンス中に足をかけられ捻挫。
骨折。
そんな記憶を振り切り、俺は声をかけた。
「俺が加入することに対して反対なのは分かります。
でも、もう決まった事です。
やるしかない……ですよね？
だから……よろしくお願いします。」
BH「ま、まだ！！！！！！まだ歌を聞いてない！！」
「ハア……。じゃあ、歌いますね？」
そして俺は軽く、アカペラで歌った。
そしてまた何か言われないようラップも披露した。
「ふぅ……終わりです。」
BH「っ！！！！！！」
ベッキョンさんは拳を強く握ってわなわなと震えていた。
「じゃあ、本当に終わったと思うので今日はもう失礼しますね。ありがとうございました。」
そう言って、俺は練習室を後にした。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mince_ice | 作成日時：2019年12月18日 13時
