＊9 ページ11
『場地、と千冬っ！？…ってか場地苦しい…首締まってるから離して…じぬ。』
「あ、悪ィ。」と首に回してた腕を離してくれたが、色々誤解が発生しているような…
千冬「テメェら誰に手ェ出してるかわかってんのか？」
えっ千冬くん？顔怖いよ…？
いつもの仔犬みたいな可愛い顔に戻ろ？
ｲﾇﾋﾟ「Aを返せ。」
場地「ア゛？そりゃあムリだな。」
えっなんでお互い喧嘩腰…？
てかよく周り見たらもう家近いし、近所に住む場地と遭遇してもおかしくないか。
ココ「……イヌピー、どうする？」
飛び交う会話に頭がついていかないし、今にも喧嘩始まりそうな雰囲気だけど！？
特に場地が今にでも殴りかかりそうだ。
『ちょいちょい落ち着いて!?
ココとイヌピーは普通の男の子だから！！』
千冬「普通？何言ってんだよそいつらは…」
『それに喧嘩は良くない！うん！
ココ、イヌピー、ここまで送ってくれてありがと！もう家すぐそこだから大丈夫！またね！』
ｲﾇﾋﾟ「あ、おいっ！」
振り向いてまたね、と小さく手を振って二人に微笑むと、やれやれみたいな顔で手を振り返してくれた。
行くよ！と強引に場地と千冬の背中を押していたので、場地が大人しくしてるわけはないのだが…
場地「テメェ！今日勉強教えてくれる約束だっただろうが！！」
『マジ、、？そんな約束してたっけ??
それよりも2人と鉢合わせるなんて思ってなかったよ。』
千冬「さっきオレが場地さんにできる範囲教えてたんだけどさ、
息抜きでアイス食べ行った帰りにAっぽいの見かけたんだよ。
そしたらやっぱりアンタでさ。あいつらと知り合いだったのかよ？」
『なるほど…。私がちょっと足捻っちゃって送ってくれてただけ！』
千冬「ふーん。アイツらとはもう関わんなよ。」
……なんで千冬はそんなこと言うんだろ？
珍しく真剣な顔だ。珍しく。
場地はなんか携帯必死にみてるし…
場地「オイっA見ろ！！メールでちゃんとオマエに勉強教えろって…」
『場地、それ下書きだから送信されてないよ。』
場地「ア゛？」
千冬「場地さンンン！！！元気出して下さい…そういう日もあります!!」
『今度家行って勉強教えてあげるから…』
場地「本当か!?!?」
千冬「えっ、Aが来てる時オレも呼んでくださいね場地さんっっ！」
こいつらバカだ…人のこと言えないケド…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「佐野万次郎」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴよ子(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！とても嬉しい限りです泣最近多忙でなかなか更新出来ず…明日の午後あたり更新しようと思ってます★ (2021年8月25日 10時) (
レス) id: 1392131857 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - ぴよ子さんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます！ (2021年8月25日 8時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ子(プロフ) - 雷亜さん» ありがとうございます！読んで頂けて本当に嬉しいです泣まだまだ遠いですが完結まで頑張りたいと思います！ (2021年8月14日 11時) (レス) id: 1392131857 (このIDを非表示/違反報告)
雷亜(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張って下さい！ (2021年8月14日 8時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴよ子 | 作成日時：2021年8月13日 21時
