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「…」
一本道を歩いていると、向こうから楽しそうな声が聞こえた。
「……が、〜でね……」
「…」
赤い人と、金髪の人。
「…、…？」
なんか既視感。
どこかで見たことあるような…、……気のせいか。
「…あ、」
もうちょっとだ。
軽く早歩きになっていたため、すぐに二人組とすれ違った。
…わかった。この人、アラスターに似てるんだ。
「…ふふ」
思わず笑みがこぼれた。
…アラスターが元気なら、もういいや。
でも、その人にガシリと腕を掴まれた。
えっ、笑ったから？？？
「あ、の……」
「……、…A？」
「…えっ、なんで名前知って…！！」
…分かった。
この毛色、大きくて可愛らしい耳、小さな角。
「アラスター…？」
似てる、じゃなくてアラスターだった。
なんで鹿じゃないの、とか、どうして地獄にいるの、とか。
色々聞きたかったけど、とりあえず今は抱きしめたくてしょうがなかった。
「…っ、
アラスタぁ…！！
ずっと会いたかった…！！！」
ぎゅっと抱きしめると、アラスターも抱きしめ返してくれた。
この暖かさ。
懐かしい。
「…アラスター、お知り合いなの？」
「チャーリー。こちらは私の飼い主です」
「あ、飼い主してました。Aです」
「私はチャーリー。
よろしくね！」
…ってこんなことしてる場合じゃない。
「アラスター、せっかくの再開嬉しいんだけど私あのホテルにいかなきゃ。
チャーリーちゃんも、アラスターのことよろしくお願いします。
それじゃ！」
またもや手を掴まれた。
「…チャーリーちゃん？」
「……、…ほんと…？
貴女ホテルの宿泊者！？」
「えっ、…うん。
天国から落とされたばっかりで、行き先がないって言ったらあそこに行けって……」
「…〜！！！！
すぐ行きましょ！！
アラスターも、買い物は後で！」
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こゆんちゃん(プロフ) - 昆布茶の魔法さん» 勿論原作のアラスターも好きなのですが可愛いアラスターも見てみたかったので書いてみました…。斬新さを楽しんでいただければ幸いです！🥰 (3月7日 21時) (
レス) id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
昆布茶の魔法 - なんかこう…今まで怒ると怖いぞ〜みたいなアラスターしかみてなかったから、斬新…。 (3月7日 21時) (レス) @page11 id: 18399f014e (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん(プロフ) - 付和雷同さん» ありがとうございます🥺甘々なアラスターが書きたかったので嬉しいです〜！更新頑張ります！🥰 (3月5日 23時) (レス) @page13 id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
付和雷同(プロフ) - え、あの好きです（語彙力消滅）これからも無理しない程度に頑張って下さい！ (3月5日 19時) (レス) id: 15566df1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆんちゃん
| 作成日時：2024年3月4日 21時
