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「オイ、あれ見ろ。天使だぞ」
「何だって？
天使がいったいなんで地獄に？」
じっと上から下までを舐めるように見つめる悪魔達。
ひぃっ…。
何故だか鳥肌がたった。
それに…、
…さっきから露出魔とかヤバい人達がいっぱい居るんだけど！？
「う“ぇー…」
『 ここを抜ければもうあんな輩は居ません。
目を合わせないように 』
「…うん。
……ねえ、アラスター？」
『 なんでしょう 』
なんでしょう、じゃないんだよなぁ。
「あの、一つ聞くね？
この鎖は何？」
『 リードですが？ 』
いやさも当たり前みたいな顔して言われても…
「いやいや、あのね、アラスター。
確かに私も生前は鹿の！アラスターに着けてたよ？でもね………」
『 だってこれは” お散歩 “でしょう？ 』
ポト、とつい落としてしまったリードの持ち手をアラスターは拾って私の手に再度嵌めた。
あらお利口さん。
「よしよし、良い子………じゃない！！！！」
『 ビビっ 』
「あっ、違うの！！
そういう良い子じゃないって意味じゃなくて…」
いや、どちらかというと(私には)良い子なんだけど…！
ああ落ち込まないでアラスター！
「そうじゃなくて！
アラスター、…今は貴方は私のペットじゃないでしょ？
それに貴方は鹿でもない。
ここは日本じゃないし、リードなんて要らないの」
『 …確かにそういえばそうですね。…以前の癖です 』
ほっ。
良かった、分かってくれた。
「じゃあコレは外して……」
「では、私と契約をしてください」
WATS？
契約？
悪魔にとって契約ってそんな軽々しくして良いものじゃないでしょ。
『 私は一生貴方のペットです 』
「…それ私にとっては不利なことがないんだけど」
『 契約は両者に不利なことがあっては成立しない。
両者にとくな事じゃなくてはね 』
ああ、確かにそうだ。
深く考えすぎる日本人の癖が出てる…
「天使って契約できるの？」
『HAHA、天使も悪魔も本質はそう変わりませんよ！』
微妙に答えになっていない。
…まあ、いいか。
「…じゃあ、私は毎晩アラスターに歌を歌ってあげる。
一番にアラスターのことを考える。約束する」
『 ニャハ！…では、これで契約は成立ですネ！
貴方が契約主です、darling♡ 』
「本当に？」
あんまり変わった感じはしない。
パワーアップした感じもない。
「…地獄ライフ楽しもうね。ハニー」
『ニャハハ』
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こゆんちゃん(プロフ) - 昆布茶の魔法さん» 勿論原作のアラスターも好きなのですが可愛いアラスターも見てみたかったので書いてみました…。斬新さを楽しんでいただければ幸いです！🥰 (3月7日 21時) (
レス) id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
昆布茶の魔法 - なんかこう…今まで怒ると怖いぞ〜みたいなアラスターしかみてなかったから、斬新…。 (3月7日 21時) (レス) @page11 id: 18399f014e (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん(プロフ) - 付和雷同さん» ありがとうございます🥺甘々なアラスターが書きたかったので嬉しいです〜！更新頑張ります！🥰 (3月5日 23時) (レス) @page13 id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
付和雷同(プロフ) - え、あの好きです（語彙力消滅）これからも無理しない程度に頑張って下さい！ (3月5日 19時) (レス) id: 15566df1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆんちゃん
| 作成日時：2024年3月4日 21時
