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少女はみるみるうちに成長していき、立派な淑女になった。
私は彼女が学校へ通っている間だけ地獄の様子を見るくらい。
何故か彼女を手離せなかった。
彼女には許嫁がいた。
彼女の前では善い人ぶっているが、人間そう良くできたものではない。
彼女があんな男に嫁ぐなど考えられない。
私は必死に二人を引き離そうとした。
そんな数ヶ月後。
「信じられない！
姉さんも姉さんだけど、和幸さんも和幸さんだわ！
あんな女の誘惑にコロッと乗って、駆け落ちですって！？
あの女…、どれだけ私をコケにすれば気が済む訳！？」
私にとっては吉報。
けれどきっと彼女にとっては悲報。
「あ〜！！
もう、…ほんとやってらんない。
和幸さんとなら夫婦になっても大丈夫だと思ってたのに…、
…ほんと、…人の幸せがそんなに嫌いなのかな…」
“ 可哀想な人 “ 。
彼女はそう呟いた。
「アラスター、分かってて私に知らせようとしてくれてたんだよね。
もっと早く気づいてればよかった」
「…プェー」
だから言ったのに。
「…、……ねえアラスター。
私このままで恋愛なんて出来るのかな。
だってさ、いくら好きだって言われても…全然私の欲しい好きじゃないの。
私が欲しいのは、もっとこう…、…忠実的な感じ。
情熱的とかじゃなくて、もっと本心からの好きが欲しいの。
…ま、ペットの鹿しか友達がいない重い女…
……彼氏なんて出来っこないか」
キュウ。
彼女は布団へもたれ込んだ。
「姉さんがいなくなったら、私お父様と家で二人きりだよ？
…何話せばいいのさ……」
私は暫く彼女の父を観察していて気付いたことがあった。
彼女の父親は素直になれない性格だということ。
でも、生憎様だがあの調子ではこの子に愛が通じることは一生ない。
断言できる。
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こゆんちゃん(プロフ) - 昆布茶の魔法さん» 勿論原作のアラスターも好きなのですが可愛いアラスターも見てみたかったので書いてみました…。斬新さを楽しんでいただければ幸いです！🥰 (3月7日 21時) (
レス) id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
昆布茶の魔法 - なんかこう…今まで怒ると怖いぞ〜みたいなアラスターしかみてなかったから、斬新…。 (3月7日 21時) (レス) @page11 id: 18399f014e (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん(プロフ) - 付和雷同さん» ありがとうございます🥺甘々なアラスターが書きたかったので嬉しいです〜！更新頑張ります！🥰 (3月5日 23時) (レス) @page13 id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
付和雷同(プロフ) - え、あの好きです（語彙力消滅）これからも無理しない程度に頑張って下さい！ (3月5日 19時) (レス) id: 15566df1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆんちゃん
| 作成日時：2024年3月4日 21時
