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Asideーーー。


「そういえばさ、思い出したんだけど。

エースくん」

「なんだいAくん…」

エース傷心中。

だからごめんて。



「この人誰?」

「…この写真の?右?」

「ひだり」

空色髪の……


「先輩。

二年の、フロイド・リーチ先輩だよ」

「ふうん。

めっちゃかっこいいね」

「…、…その人双子」

へえ、分裂するんだ。


「ウケる。

こんなイケメンが大量発生してんだ」

「ウケるか…???」


その時、コンコンとドアが叩かれた。



「…失礼。

そろそろお茶が入るから広間においで」


「は〜い」

「リドぴありがと〜」

リドぴは私たち二人を見比べると、少し笑った。


「え〜、笑われたんですけど。

エースお前なんかやった?」

「なんで俺????

姉ちゃんだろ!」


「…いや、…君たちはよく似ていると思って。

ふふ、さすが従姉弟だ」


「マジで?あたしと似てる?

ちな、どこらへんが?」

「…表情筋とか、語尾の伸ばし方かな?」


あ、なる。

それは私もたまに思う。


「そおね。私もエースもお兄ちゃん子だったからエースの兄貴の真似してたし、

多分その影響」


「あ〜、かも。

だから、兄貴も喋り方そっくり」



「…、…



(この騒がしい感じが三人か…。大変だな…)」

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作者名:こゆんちゃん | 作成日時:2023年11月19日 1時

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