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「てかリドぴめっちゃ髪サラサラ〜！
なんか使ってる？
あたし髪の毛よくいじるから毛先酷いんだよね〜…、」
「髪の毛…」
…今金のときの写真あったっけな…
…あ、あった。
「ほら、一つ前。
その前は…、…思い切ってピンクっぽい色にしたんだけど思ったより似合っててさぁ…」
「…、…！？…！？」
めっちゃ綺麗な二度見。ウケる。
「…リドぴは？地毛？」
「あ…ああ、地毛だよ。
母の遺伝を多く引き継いでいてね…」
「え、じゃあリドルママめっちゃ美人じゃん！
今度見せてね〜！」
「…」
お、微妙な反応…
「…まあ、
私はちっちゃい時からお姫様みたいな扱われ方だったからこんなわがままお姫様になっちゃったけどね〜！」
「姉ちゃんはほんと甘やかされて育ちましたって感じだかんな…」
まあ事実ですから。
「…ふふっ、わがままお姫様…」
…笑われた。
でも笑ってた方が良い。
その方がカッコいい。
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「ここだよ、」
「……立派だね…」
寮ってこんな感じなの？
「そうかい？」
「立派だよ〜、
…お庭も手入れが行き届いていて綺麗だね！」
「…ありがとう」
すると、向こうから誰かが歩いてきた。
おぉ！背ぇたかい！
肩幅広！
「リドル、エース、…この人は？」
「オレのいとこっす」
「ああ、エースが良く話してた…」
…よく？
「ちょっ、トレイ先輩！」
…まあいとこのことなんて誰でも話すよね。
特にあたしはクセ強いし！
「はじめまして〜！
いつもエースが世話になってます！
A・トラッポラ、高校三年生！
彼氏募集中で〜す！
ちなみに好きなタイプは権力があってあたしのことだけ愛してくれる人です！」
「ああ、こちらこそ。
いつもエースに楽しませてもらってるよ。
トレイ・クローバーだ。
そうだな、好きなタイプは……、…
家庭的な子…かな？」
パスタ作ったお前ェ〜！！！！
…この人めっちゃイケメンなんだけど！！
…、…き〜めたっ！
「実家はなにを？」
「ケーキ屋だよ。
好きなケーキは？」
「…チェリーパイ♡」
この人から堕とそうかな。
…でもこういうタイプが一番モテるけど、一番攻略しにくいんだよねぇ〜！
まあ気長に行こ。
「…あの、ね、
トレイくんって呼んでいい？」
「ああ、好きに呼んでくれ」
しゅき！
「…っ〜♡
じゃあトレち…！！」
「はは、予想外だ」
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作者名：こゆんちゃん
| 作成日時：2023年11月19日 1時
