監督生がきてからみんな浮かれてるようなので監督生を潰そうと思います。【ツイステットワンダーランド】【男主】

３８、毒林檎 ページ40

「あら、遅かったわね」

「ああ、ちょっとな」

ヴィルは察してくれたのか、何も聞かないでくれた。

「新曲だけど、

A。アンタだけまだ聞いてないのよ」

「僕だけ？」

「そう。できればAにも何か意見を言って欲しいの」

…意見か…

…ああ、成る程。だからみんなに集まってもらったのか。

「取り敢えず、聞いても良いか？」

「もちろん」

そう言うと、ヴィルが曲を流し始めた。

…今年はこれで行くのか。

ジャンルは…、


「エレクトロニック・ダンス・ミュージックか？

…この曲ならばヒップホップをベースに踊るつもりだろう」

「あら、よく分かったわね」

「長年の付き合いだ。…悪くない！」

僕はこう言う曲も好きだな。

普段はあまり聞かないが…

「メインボーカルは？」

「三人よ。ジャミル、エペル、…そしてアタシ」

「ジャミルか…、納得だな。

あの伸びやかな歌声は実に惚れ惚れする！」

もっと表に出せばいいのに！

…とは言っても、ジャミルにはすっかり従者の癖がついてしまっているからな…

「A先輩も、その、なんとかミュージック？とか分かんの？」

トラッポラが聞いた。

「いや、そこまで詳しいわけでは無いんだが…

去年のVDCでも手伝ったんだ」

「へぇ〜」

…にしても、

「フェルミエか…」

「ご不満？」

「まさか。…ヴィルがそうしたのにも理由があるんだろう？」



「…まぁね」

３９、好き！！！→←３７、謝罪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す