源氏の出来損ない。【刀剣乱舞】【源氏兄弟】

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Asideーーー。


「…一応源氏の者だ。

刀生では思い出も何も無かったから、あまり期待はしないほうがいい」


…ここが現世か。

「…して、主は…


なぜ手で顔を覆っている？」

「…、無理尊い…。

ひぃん…、ウチに来る前にAゲッチュした人から話聞いてたら不憫すぎて泣いてたのに…、

実際に見たらまた泣けてきた…。近侍膝丸にしててよかった…」

…？

よく、分からんな。

「…待て。今膝丸と言ったか」

「え、…あっっっっっ！！！！！！！！」

…な、なんだ…？


「膝丸ーー！！！！！！！！愛しの弟くんが呼んでるよーーーー！！！！」

「主、其方は女子なのだろう。あまりそう大きく口を開けるものではない」

「きゅん。ちゅき」

…きゅ…、ちゅ…？

すると、物凄い足音が近づいてきた。


「本当か主！！

…！…A…、」

「…あ、…ひ、



膝丸…様」

そう呼ぶとずいっ、と顔を近づけてきた。

ち、っっか…い、


「…ど、どうしたんだ？その呼び方は何だ、また何か言われたのか…。それとも俺が嫌になったか…？それとも…」

「ち、近いぞ、兄者…」

あっ、



「…！！！！


今兄者と呼んだか！！弟よ！！」

「…呼ぶつもりは無かった！！

…ただ、…その、…昔の癖で…」

ぶわ、じわじわ。そう顔に熱が集まっていくのが自分でもわかる。

「…、大きくなったのだな」

「…最後にお会いしたのはいつだったか」

「数百年も前だ。



…会いたかった、A」

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