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「…っ、」
…何かも、懐かしく感じてしまう。
外装は少し賑やかで、私の時とは全く違う。
「…失礼します、」
玄関の戸を開けて、本丸内へ足を踏み出した。
勿論人の気配はないし、暖かさもなかった。
「…」
…香水の匂い。
私が知っているものじゃない。
靴を脱いで探索していると、意外なものが沢山見つかった。
「…みんなで折った千羽鶴」
…なんで、飾ってあるの？
その他も、私の物を沢山見つけた。
…そして、
私が作った秘密基地も。そのままだ。
「…、」
入り方は、清光と私しか知らない。
レバーのような取手のようなものを見つけたら、それを引っ張って。
そして引っ張りながら、近くの網戸を開けると開くようになっている。
「…、…うそ…」
誰が掃除してくれていたのだろうか。
どれも何十年も放置されてるとは思えない、新品のような綺麗さだった。
…いや、分かってる。
「…きよ、みつ」
清光、
…清光、
君だったんですね。
“「あるじ、」”
待たせて、ごめんなさい。
一冊の刀帳の上には、清光の赤い髪結びが置いてあった。
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クロノト(プロフ) - 主には幸せになって欲しい (2022年10月2日 13時) (
レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
にー(プロフ) - いい話ですね☺️！ (2022年7月10日 8時) (レス) id: efc5a3bc70 (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん(プロフ) - ちょこクレープさん» ありがとうございます😊読んでくださった上に、泣いてくださったなんて…。嬉しいです😆 (2022年7月7日 18時) (レス) @page27 id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこクレープ(プロフ) - この作品面白かったです！（感動して泣いた...) (2022年7月7日 16時) (レス) @page14 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆんちゃん
| 作成日時：2022年6月24日 23時
