番外編【2】 ページ25
そうだ、前にお偉いさん達からの通達で
'審神者交流会を開くから来てください｡'
みたいな通達があったんだ…………でも、その時｡
学校のテストがあって行けなかったんだ｡
『それで………これか｡』
机いっぱいに'審神者交流会''審神者交流会とは'みたいなチラシがある。
ざっと見て20枚。いや、それ以上かな…？
「どうするんだい？…このままだと、交流無し判定を貰うよ？」
『そもそも、演練行ってる自体交流だと思うんだけど………』
「別枠なんだろう、あっちからすると。」
めんどくさいなぁ………
私が出した条件は
・長義くんの記憶を消さない｡
・他の審神者との交流は最小限｡
だった筈なんだけどなぁ。
『これは条件を満たしていない判定なんだけど、私の中で｡』
「連絡したら、多分このチラシ消えてるだろうね。」
『今、連絡したいけど…………時間が時間だし、明日にしようか。』
今の時間は10時、もう就寝している時間だろうし、明日の朝の10時位に連絡しよう｡
『ふわぁ……もう眠いし、おやすみなさい長義くん。』
「主、大事な書類は？まだ終わってない筈だけど？」
『中身見てみて〜……すぅ…………すやぁ……………』
「中身………？……………！」
中身を見ると明日提出予定の書類が判子のみとなっていた｡ここは………………あの人譲りなのか、真面目なのか……………………
「しょうがない、この真面目さに免じて…………………」
───────
次の日の朝。
Aが連絡をすると。
政「あ、その事ですか……………すみません、私の上司が………もう、送らないようにしているので安心してください｡…………近侍から…いや、山姥切長義から聞いています。」
『え、あ？はい。…………ありがとうございます…失礼します｡』
軽い業務挨拶を終わらせて、急いで長義くんの所へ向かう。昨日、長義くんもしかして………
「あ、あぁ…その事は俺が連絡をしておいた｡元上司とはいえ。おかしいし、主の条件を守らないのは俺としても嫌だったからね。」
『え？………ありがと｡』
「どういたしまして、ほら、主、また書類が残ってるよ。」
『うん、今日もよろしくね。長義くん｡』
「こちらこそ…A」
………不安定な本丸の形だけども、精一杯自分のやる事を増やそう、長義くんと一緒に。
──────
番外編!!つーです。
久々に書いたので口調間違ってたらごめんなさい｡
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作者名：黄 | 作成日時：2019年2月8日 15時
