ワスレナグサ (ページ40)

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3人でリビングに行き朝ごはんを食べて

ソファに腰掛けて流れてるテレビを

ボーッと眺めてると真佑は突然俯いた。

『真佑どうした？気分悪くなった？』

真佑「ううん。今日行っちゃうんだって
思ったら本当に悲しくて。

Aねぇも皆と離れるのが不安で
悲しいって思ってるって分かってるけど…」

石川「真佑がそんなふうにしんみりした
空気出すとまたAが泣くだろ。」

真佑「わかってるよ！だから我慢してるんじゃん！」

健太「真佑ちゃんって、そんなに
Aのこと慕ってくれてるんだ？」

真佑「うん！Aねぇはね心の支えなの！
いつも優しくしてくれるし泣いた時はずっと
抱きしめてくれて大丈夫だよって言ってくれる！」

石川「Aが真佑に甘いだけ。」

私以上に悲しんでくれてる真佑を見ると

ほんの少しだけ気持ちが楽になったようだ。

それと同時に、普段真佑が私のことを

どんな風に思って接してくれているのかが知れて

ただただ嬉しかった。

こんな私を心の支えだと言ってくれた

それだけで生きていけるとさえ思えた。

『真佑がそんな風に思ってくれてるって知れて
私本当に嬉しい、ありがとね！』

真佑「うん…｣

分かりやすく落ち込んでいる様子の真佑が

とても可愛くて抱きしめた、