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焼肉屋さんに着くと、私たちと同世代の子や
高校生らしきグループやカップルが
沢山並んでいて1時間以上待つだろうなって
気分が下がっていると祐希は
列に並ばずにズカズカに店内に入っていった。
『祐希!?何してんの!?並ぼうよ!』
石川 「30分に予約してるから大丈夫。
丁度いい時間だし入ってもいいんじゃない?」
『あっ、そうなんだ。ごめんね』
石川 「別に謝らなくてもいいけど。」
まさか予約してるなんて思わなくて
悪いことしたなって反省していると、
石川 「何で落ち込んでんの?
俺がたまたま予約してたからいいけど、
もししてなかったらAの行動は
いい事だし気分下がらなくても良くない?」
祐希はエスパーなのだろうか。
私の行動を褒めてくれたり
言って欲しいことを言ってくれたり
祐希には頭が下がらない。
石川 「予約してた石川ですけど。」
「石川様ですね。お席にご案内致します」
席に座って、早速メニュー表を開き
何から食べようかルンルンな気持ちで
ページをめくっていると
無言でタッチパネルで注文を始める祐希。
『もう決まったの?』
石川 「とりあえずライスの大2つと
カルビ2人前と飲み放題のやつ注文しようかと」
『なるほどね』
石川 「飲み物取ってくる。
その間に決まったら注文入れといて。」
祐希が飲み物を取りに行っている間、
ハラミやロース、サラダと野菜類を注文した私は
外の景色をボーッと眺めていた。
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作者名:yuuuuuuua_ | 作成日時:2023年10月11日 0時