ワスレナグサ (ページ23)

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3人で大量に飲み物やお菓子を買い、

私の家に戻ると既にご飯は準備されていて

この家族で本当に良かったと思えた。

健太｢この前まで赤ちゃんと思ってたのに
もう中学卒業かよ｣

父｢成長早いなぁ｣

口数が少なくなっていって

私と目も合わせようとしない母は

きっと寂しいんだろうな。

『お母さん、私の事産んでくれてありがとう
これからも迷惑かけちゃうと思うけど、
私になり頑張るから。』

そう言って準備していた花束を渡すと

泣き始める母に勢いよく飛びついた。

ご飯を食べ終わり、祐希のママとパバと

私の両親が思い出話に花を咲かせているのを横目に

私は祐希と真佑を私の部屋に呼び出して

2人に準備していたプレゼントを渡した。

『これは真佑に。私とお揃いのキーホルダーと
2人の写真のアルバム作ったの。
手紙も書いてみたんだけど、恥ずかしいから
家に帰ってから読んでね？

祐希にはこのジャージ上下のセットあげる』

石川「俺には手紙ないの？」

『あるよ、ジャージと一緒にその袋に入ってるよ』

祐希には直接言葉にして言うのは

恥ずかしかったからジャージが入ってる袋の中に

私とのツーショットと私のイニシャルが入っている

ネックレスも添えて一緒にいれておいたんだ。

私を忘れないでっていう意味を込めて

ネックレスをプレゼントしたことは

祐希には言わないでいよう。