ワスレナグサ (ページ22)

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私の家で、祐希達の家族と私たち家族で

卒業パーティーをすることになり、

近くのスーパーへ飲み物やお菓子を買いに

祐希と真佑と3人で向かっていた。

真佑｢Aねぇ来年から東京なんだ。
ちょっと寂しくなるなぁ。｣

『私も真佑に会えないのは寂しいよ。
でも夏休み帰ってくるかもだし、
その時に沢山遊びに行こうね？』

真佑｢約束だよ？！｣

石川｢夏休みも部活あるんじゃない？｣

真佑｢何でそんなこと言うの！信じられない！｣

『喧嘩しないでよ〜笑』

真佑｢ゆうくん本当に空気が読めない！｣

2人の痴話喧嘩も間近で見れるのも、

今日が最後かもしれないと目に焼き付けていると

突然真佑が立ち止まって泣き出していた。

『真佑！？どうしたの！？』

真佑｢Aねぇと会えなくなるの嫌…
気楽に遊びにも行けないし話も出来なくなるし
お泊まりもできないなんて耐えられない｣

石川｢別に一生会えなくなるわけじゃないから。｣

『私が向こう行ったら毎日テレビ電話する？』

真佑｢いいの！？｣

『いいよ、土日で帰れる日があったら帰るし
その時にお泊まり会しようよ？』

石川｢Aが真佑に甘いから
ワガママになるんだよ。｣

『甘くはないけどなぁ』

私が提案した内容が余程嬉しかったのか

さっまで泣いていたのが嘘のように

ルンルンに歩き出す真佑を見て微笑ましく思えた