【d!】私とピアノと (ページ6)

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4枚目の楽譜ページ6

zm side

「ゾムさんかっこいい～！！！」
「ゾムさん今日も素敵です！！」
「きゃ～！！！今私見た！！」

zm｢………ﾁｯ｣

朝から可愛くもない女子からの黄色い声援を浴びながら登校せなあかんねん

そんなことを思っていると隣のコネシマもシャオロンもショッピも俺と同じような顔をしてた

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

うるせぇ

これ2年間もよう俺耐えてきたなぁ

そんなことを思っていると、いつもとは違うことに気づいた

zm｢………なんか声聞こえへんか？｣

kn｢ゾムお前ついに現実逃避し始めたんか｣

そう言いながら笑ってるコネシマ

こいつ今度食害やな

でもいつもとなんか違う気がするんやけどなぁ

と、思っていると

zm｢…………！！｣

この学園では見たことないやつが歩いていた

風になびく綺麗な黒髪、キリッとしたつり目
そしてなにより

zm｢可愛ええ………｣

いや、綺麗とかの方がええんかな

あんな奴がおった記憶が無い、もしかして1年生か？その可能性はあるな

いや、でもどこかで……

syp｢ゾムさん何呟いてるんすか？ww｣

今年の春入学したショッピが早速煽ってくる

そんなこんなで始業式とかクラス発表とか終わった

今年は2年2組でシャオロンと大先生と同じやった

そしてどうやら俺のクラスに転校生が来るらしい

どうせ今回も媚び売ってくるんやろ？wwwマジでめんどいわ

そんなことを思いながら外を見てると、

ｶﾞﾗｯ

ドアが開く音がして入ってきたのは

zm｢！！｣

『はじめまして、○○学校から転校してきました、AAです。よろしくお願い致します』

そう自己紹介したのは他でもない朝に見た彼女やった

次の瞬間、ﾓﾌﾞが質問した

ﾓﾌﾞ「AさんってもしかしてあのピアニストのAAですか？」

は？ピアニスト？この歳で？

そういえば世界的天才ピアニスト少女ってやつがニュースに出とったな

もしかしてこいつ！！

『はい、そうです』

そう彼女が、いや、Aが言うと、俺たちが朝浴びてるような黄色い声が上がった

驚きの事態にシャオロンと大先生と顔を見合わせる

そして、何故か俺の心臓の速さが異常な程に早かった、そんで顔が熱い

その時思った

俺、あいつに一目惚れしたわ

そして俺は気づいたらAに質問していた