【d!】私とピアノと (ページ29)

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3つ目の作詞ページ29

次の日

『おはよう…ございます』

「おはよー！！」

「おはようございます」

私たちは待ち合わせの駅から電車に乗って、ここから1番近い、けれど人が少ない海に行くことにした

本当はもっと近くに海の場所があるのだけれど、皆さんが私が今有名だということも考えて

あえて人の少ない場所にしてくれた

sha｢あ！コネシマそれ俺のお菓子！｣

kn｢ふーん！もらったな！｣

syp｢ちょ、くそ先輩うるさいです｣

rb｢つり革届かんのやけど｣

ut｢んふふふwwwwwロボロお前wwww」

ht｢ロボロも無理せず座りなよ｣

os｢美味しいめぅ～｣

gr｢オスマンこのマカロンどこで買ってきたんだ？｣

zm｢zzzzz｣

tn｢こいつら自由やなぁ……｣

確かに皆さん自由すぎるほどに電車で過ごしてる

『そうですね……』

とは言っても着くまであと20分はある

私もここで作詞をしようとしたら字も曲がるしストレスに繋がるといけないと思ったので辞めた

あと20分、ゾムさんのように寝てしまおうか

今日はお弁当を作るために3時起きだったから少しねむい

『と、トントンさん……』

tn｢ん？どうかしたか？｣

『ちょっと……肩貸して……ください』

そう言って私はトントンさんの肩にもたれて目を閉じた

幸い、眠気は直ぐに来て、私は眠りに落ちた

トントンside

『ちょっと……肩貸して……ください』

そう言って俺の肩にもたれ掛かってちょこんと頭をのせるA

一気に顔に熱が集まって赤くなっていくのがわかった

tn｢は……ぇ……｣

ちらっと横を見ると、

『………』すぅ…すぅ…

一定のリズム呼吸して寝ているAの顔が間近にあった

こんなことだけで心臓が早くなる俺っておかしいんやろか？

長くて綺麗なまつげ、ほんのりピンクな頬、もう可愛いとしか言えんやん……！！

実際はすっごいドキドキして俺が緊張してんねんけど

でもこんなことしてくれるってことは少しは信頼してくれてるって証拠なんやろか

と、そんなことを考えていると

全員「……」じーっ

tn｢な、なんやお前ら｣

まずゾムお前いつ起きた

gr｢トン氏お前だけずるいゾ｣

ut｢○貞が先越しとんちゃうぞ｣

syp｢先輩そこ変わってください｣

ht｢………トントンずるい｣

その後、駅に着くまでこいつらに文句を言われ続けるはめになった

『ふわぁ………おはよう…ございます…』