【d!】私とピアノと (ページ25)

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7つ目の和音ページ25

『グルッペン……さん……？』

gr｢……………ろ…｣

『えっ』

gr｢もう、やめろ！！やめて……くれ……｣

そう言うグルッペンさんは、今まで見た事ないほどに泣いていた

いいえ、ここにいる全員が泣いていた

gr｢Aがどれだけ辛い思いをしてきたか、どれだけ苦しんで、泣いて、自分を抑えてきたか………ようやくわかった……それでも！｣

gr｢自分の価値がないなんて、そんなことあるわけないだろ！！………俺たちは……Aが……A自身のことが好きなんだ！！｣

『！！』

tn｢ピアノがあってもなくても……俺たちはAのことが好きなんや……！！そんなこと……言わんといてよ……これからは…辛い思い…させんから…！！｣

os｢Aちゃんが…こうやって生徒会に入って……無理やりだったとしても……嬉しかった……でも……時々見せる寂しそうな顔……見て見ぬふりは出来んかったんや……！！｣

ut｢Aちゃんに初めて会った時……今までの女の子達とは……何か違うって……そう思ったんや……人一倍頑張って……今のAちゃんがある……自信もって……ええんやで｣

zm｢一目惚れなんて……するはずない思ってた……でも……Aに出会って…何か変わったんや……Aがピアノを弾く時も……A自身が…好きって……言い続けるから｣

sha｢音楽なんて…興味なかった……けどな…Aに出会って……ピアノを弾く姿も…一緒に話している時の…時折見せる笑顔も……何もかもが……好きなんやって……｣

ht｢Aと関わることは……1番俺が少なかった……けどね…見れば…話せばわかる……きっとそう思ってくれてたんだよね……Aから話しかけてくれて……本当に嬉しかった…！！」

rb｢楽しみやった…放送部の仕事…ない時が……だって……1番近くで……Aを見れて……Aの音を聞けるから……だから……これからも…聞かせてや…！｣

kn｢女なんて……媚び売って…近づいて……そんな存在やって……嫌いやって……思っとった……でもな…Aは違うんや……Aは……初めて好きって…そう思えた……人なんや…！！｣

syp「ピアノを弾く先輩も…生徒会で仕事をこなす先輩も…憧れのはずだった……でも俺は……先輩が好きだったんだって……気づきました……こんな後輩でも……優しくしてくれる先輩が…！！｣