【d!】私とピアノと (ページ15)

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5小節目の音ページ15

それからというもの、毎日毎日放送で呼び出される日々が続いた

私は昼休みになると直ぐに音楽室へ行き、毎日そこでお弁当を食べていた

放課後はゾムさんたちが話しかけてきては生徒会室へ連行するようになった

しかし、それも3度目ぐらいで逃れるようになり、

ゾムさん達が最初に行くであろう音楽室には行かず、屋上へと先に逃げてから音楽室へ

ゾムさんたちだけでなく、グルッペンさんやコネシマさんなど色んな人から追いかけられるようになった

この時期は作曲をしなければならない、だから忙しいと言うのに

完成していない楽譜を見ながらふとそう思う

そして、そんなこんなで1週間、2週間とすぎ、

ようやく5月

今日も逃げる、そう思い、カバンに早く支度をしてから教室を出た

そして、いつも通り屋上に行って、音楽室に行く

はずだった

『な………んで………』

gr｢こうゆう事だったんだな！！｣

zm｢いや～さすがA！頭ええなぁ｣

ht｢俺たちもいつまでものせられてちゃね？｣

『どうして……………ここが…………わかったんです』

rb｢俺がさすがに逃げられるのはおかしい思て防犯カメラ調べたんや｣

そうだった……！！ロボロさんは放送委員長、実質放送室や警備室はロボロさんの手の上

『私を…………どうするんです』

gr｢そりゃァもちろん生徒会に入れるんだゾ！｣

そんなキラキラした目で言われても

『言ったでしょう…………私は…………入る意味が…………ない………と』

なぜそこまでするのか私には理解できなかった

gr｢じゃあこれを見せたらどうだ？？｣

『そ……れは……！！』

にたぁと笑うグルッペンの手には、私の今作曲している途中の楽譜が

カバンを急いで確認するも、いつものファイルには入ってなかった

思いっきりゾムさん、シャオロンさん、鬱さんを睨みつける

案の定、肩を揺らして反応した

『返して………返して………ください………！！』

gr｢じゃあ条件として生徒会に入るんだゾ！！｣

tn｢はぁ！？いくらなんでも酷いやろそんなん！！｣

絶対に入りたくない、関わりたくない

でもあの楽譜がないと次のコンサートは失敗に終わる

そんなの………そんなの………

『私は…………許されない…………』

rb｢それってどういうk」

『生徒会に…………入ります……』