【歌い手】私を助けてくれた人たちに秘密を知られた件についてシーズン2 (ページ47)

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No.45★ ページ47

そらるサイド
固く閉ざされていた緊急処置室の扉が開いた

全員「A！！！」

りんユリ「お姉様！！！」

神崎松崎「お嬢様！！！」

全員が一斉に叫んだ

しかし、扉から出てきたのは、医師だけで

ま「Aは！Aは無事なんですか？！」

まふが必死に聞いている

すると医師が口を開いた

医師「無事ですが、危なかったです。今は第一病棟の個室の病室に運んでいます。200号室です、行ってあげてください」

と言って、医師はナースステーションの方へと歩いていった

さ「優しい感じの先生で良かった。。」

う「もう少し遅かったら、A今頃どうなってたか。。」

そういいながら、俺達は一病棟のAの病室に行く

一病棟はすぐそこで、ナースステーションで200号室の場所を聞き、すぐにそこに向かった

あ「ここだね」

コンコンコンッ

天月が3回ノックする

返事がなかったが、俺達はとりあえずドアを開けた

病室に入ると、Aはまだベットに寝ていた

ま「よかったぁ。。」

そ「良かったよ。。ホントの自分を見つけずにいなくなったら。。どうしてくれんだ。。」

そういう俺だが、やっぱり泣きそうになっているのが自分でもわかった

そして俺達は、部屋にあるソファに座り、Aが起きるのを待った

さ「りんちゃん」

そのとき、坂田が口を開いた

さ「Aが自分を追い込みすぎていたってどーゆーことなん？」

あぁ、あのときりんちゃんが言っていたことか

り「お姉様きっと、ライブについて考えて、皆さんのために曲作って、ライブが終わったあとも疲れていたと思うんです」

り「けど、お姉様は次の週が体育祭だと言うことに気づいて、そらるさんがいったとおり、何か理由があったんでしょうね」

り「きつくてもきつくても、できるって自分に言い聞かせてたんだと思います」

その言葉で、沈黙が走る

ま「僕達が気づいてあげていられれば。。」

まふのいうとおり、気づいてあげていられればどうにかなったかもしれない

すると

あ「！！Aちゃん！」

Aの様子を近くで見ていた天月が声を上げた

『ここ。、は、、』

あ「病院だよ！病院！」

Aが起きたんだ。俺達はベットに駆け寄った

りんユリ「お姉様！！」