【歌い手】私を助けてくれた人たちに秘密を知られた件についてシーズン2 (ページ46)

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No.44★ ページ46

そらるサイド
ほんとにまふの言うとおり、俺達はどんなAでも受け止める。

気づかないうちにみんなそう思って見守ってきた

あ「そのときに言ってたんだ、本当の自分が見つかったら、探していけたらって」

う「それと今回のこと、何か関係あるんだ？」

そうだよな、普通そう思う

そ「だからきっと」

そらつき「Aは本当の自分のきっかけを探してたんだ」

天月と俺の言葉がシンクロする

ま「本当の自分のきっかけ。。どういうことですか？」

そ「これは俺の推測だけど、きっとAは、なんらかがきっかけでこの体育祭を完璧にする必要があったんだ」

そ「それで、何があってもこの体育祭は自分が抜けてはいけない、絶対に最後までやる必要があった」

そして俺はりんちゃんの方を向いてこう聞いた

そ「りんちゃん、Aの薬が増えたってことは、病気が悪化したってことだろ？」

り「はい、ちょうど体育祭の2週間ほど前、ライブがある日に近かったです。病院に言ったら少し発作が起こりそうな状態で」

り「皆さんが知っているとおり、お姉様はそう言われてもライブをします、だから強い薬を飲んで今まで頑張ってきました」

り「天月さんとそらるさんが夕食を一緒にした日も、体育祭前日も。私はお姉様に無理はしないでって言い続けてました」

そういうりんちゃんはすごく悔しそうで

り「私がもっと早くに気づいていれば。。」

そ「ありがとうりんちゃん、りんちゃんはわるくないよ、大丈夫」

そういうと、りんちゃんは、泣いてしまった、ユリカちゃんが背中もさすりながら慰めてる

そ「だからAは、どれだけきつくても、苦しくても、誰にも言わずに偽りの笑顔で頑張たっんだ」

そ「それが切れたのが、きっとリレーのときだ、あんな接戦のときにAが気を抜くと思うか？」

俺がそう言うとみんなが首を横に振る

そ「だから全力で走ってみごと1位になった。けどもう限界だったAにとって、それは相当負担になることだったんだ」

う「。。。そして、今に至ると」

そ「多分な、あくまでもこれは予測。ホントのことはAから聞かねぇと」

ま「Aっ！！無事で帰って。。。来てよぉ。。ｸﾞｽｯ」

まふが泣き出した。俺はそれを見守って、寄り添ってやることしかできない。

A、戻ってこいよ。。

その瞬間、緊急処置室の扉が開いた