【歌い手】私を助けてくれた人たちに秘密を知られた件についてシーズン2 (ページ21)

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No.19★ ページ21

ライブが終わって、学校生活も安定した

と、思いきや

『わ、忘れてた』

そう、生徒会長でありながら体育祭の存在を忘れていたのだ

『う、何日だっけ。。え？』

まって、今週の土曜日、つまり。。

と、私は時間割の方を見る。そこには

『嘘でしょ、、』

時間割一枚がすべて【体育】という文字でうまっていた

『う、嘘だ。。今年もか。。』

毎年私にとって体育祭というもとは辛い
喘息持ちの私にとって、運動というのは大きな負担になり、しかも今年は生徒会もある

『今年まで、、、倒れないように。。』

そう決心し、私は学校へ向かうため車に乗り込むのだった

放課後、私はいつも通り、とは言えないが生徒会室で資料の確認をしていた

一日中体育だったせいで体はぼろぼろだし、喘息の発作も少し出ている気がする

『はぁ。。』

誰にも聞こえないくらいでため息をつく。

生徒会役員「会長、体育祭での代表あいさつの内容は、。。。」

『それでしたら、もう考えてありますし、先生方にも伝えていますので大丈夫ですよ』

生徒会役員「！？そ、そうですか。相変わらずお仕事が早い。。尊敬します！流石ですね！」

『いえいえ、そんなことないですよ、いつも頑張ってるじゃないですか、今日はもう遅いですし、解散にしましょう』

時計を見ると針は7時を指していた

『お疲れ様でした、体育祭まで一週間を切っています。明日も遅くなるようなので、体調管理にはくれぐれも気をつけてください』

生徒会役員全員「はい！！」

『では、姿勢。れい』

生徒会役員全員「ありがとうございました！！」

それぞれカバンを持って声掛けをしながら帰っていく

一人になった生徒会で

『私も帰りますか』

そうつぶやいた声は、静かに消えていった

車に乗り、家に帰って来た

『ただいまです。』

私のその言葉は誰も反応することなく消えた

今日はまふまふさんたちは来ていないようです

夕食を食べ、お風呂に入って、久しぶりに4階にあるテラスに出ていた

テラスには二人ほどが向かい合って座れるほどの小さなテーブルと椅子があって、ここからは大きなビルなどの、きれいにネオンで光る街を眺められる

『きれい、、だなぁ』

考え事をしたいときや、一人になりたいときにここに来る

いまは夏に近づいていて、少し肌寒いが涼しい風が吹く

私は、今日学校で思ったことを口に出した

『私って。。何？』