【d!】初恋に彩りを【syp】 (ページ16)

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卒業ページ16

AA、本日で____________________を終了したことを称する

卒業

今日、A先輩は卒業する

式が終わり、各々教室で話を聞いて解散となった

「やほやほ〜、新"生徒会長"さん？」

『やめてくださいよ…俺としてもまだ慣れてないんすから…』

俺は前生徒会長、黒木先輩ことグルッぺンさんから次の会長に指名され、新生徒会長になった

俺には合わないだろうけど、なんだかんだあの先輩たちにはお世話になった

感謝もしてるし尊敬もしてる、声には出さないけど

引き受けたからにはしっかり仕事はやるけどな

『それより先輩、沢山呼び出しとか告白されてましたねぇ？？さぞかし嬉しかったでしょうに？俺なんかと一緒にいていいんですか？』

「分かりやすく拗ねないでよ……全部断るに決まってるでしょ〜？、そもそも、私友達なんて居ないんだから知らない人から告白されても混乱するよ…」

『悲しいこと言わないでください…けど、まぁ、先輩には俺しかいないんで、というか俺以外には渡さないんで』

「うんうん！私、ショッピくんと付き合ってるのでごめんなさいって言ったから、そうして貰えると助かるなぁ〜！！」

『はっ？！い、言ったんですか？！』

「まぁ…もう私ここの生徒じゃないし、あの人達に会うこともないだろうしね、別に隠してたわけでもないから」

『はぁーー……悪い虫がつかないようにしてたのに…先輩最近配信してるしネットでも有名だし人気だし俺気が気じゃないんですからね？！俺！！』

「大丈夫大丈夫、私はショッピくん一筋だよ〜」

『…………っほんっと、そういうところですよ』

「さてとっ、じゃあ、私はもう君の先輩じゃない、ね？"しょーくん"」

『なっ………急すぎです……俺あだ名でしか呼ばれないからなれないんすけど…』

「違うでしょ〜？私はもう君の先輩じゃない、ということは？しょーくん？」

『……A』

「はーい」

『…………A』

「はぁい」

『これ、心臓に悪いですね』

「照れてる？」

『Aの方が顔真っ赤ですよ』

「…………クソ猫」

『無理して煽っても意味ないですー、ほら、こっち向いてくださいよ』

ちゅっ

「なっ……なっ…！！！」

『ふはっ…最高ですね、A』

「ほんっと、目が離せない恋人だなぁ……」

『好きですよ、A』

「私も好きだよ、しょーくん」