【歌い手】私を助けてくれた人たちに秘密を知られた件について (ページ6)

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No.3 ページ6

2時間後

『これで全部かなー、よしっ帰りましょうかね。』

ほしかったものがすべて買い終わって、帰宅しようと歩き始めた。

(この辺無駄に路地が多いから危険ですよね)

そんなことを思っていた矢先。。

「ちょっといいかな？そこの中学生、いや、AAさん?」

ビクッ
恐る恐る後ろを振り向く。すると。。

全く知らない男が4、5人立っていた。

「いや、言い方を変えようかな、お嬢様？」

『なぜ私の名前を！？』

「そんなの簡単。だって、ご令嬢だぜ?」

『だからってなんで私の名前を知っているのです！？』

「そんなの決まってるだろ

ﾆﾔｯ誘拐して金を奪うためだよ」

『！？』

「危ないよなー、お嬢様が一人暮らしなんて」

そう言いながら近づいてくる男達。私は走って逃げた。

幸い、もう家の近くまで来ていたため、すぐに家の中へ逃げ込んだ。しかし

「開けてよー?Aちゃん?」

追いかけてきたのかさっきの男たちの声と、ドアを蹴る音が響く。

(このままじゃ大変！)

そう察した私は意味もないかもしれないが、最低限の荷物をまとめた。

そして、、、、裏口から逃げ出したんだ。