【歌い手】私を助けてくれた人たちに秘密を知られた件について (ページ37)

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No.33　　？？ページ37

まふまふサイド

そんなこんなで１時間目。神崎さんの言う通り、体育館へ入場していた

体育館へ着くと、Aだけ列を抜けて、教師が多くいるところへ走っていった
よくよく見ると軽い打ち合わせをしているようだ

そしてようやく全校集会が始まった

A「これより、全校集会を始めます、姿勢、れい」

全校「お願いします！」

A「ではさっそく、生徒会から文化祭の取り組み、進行、についての説明を行います」

ま「待って、、やっぱり思ったけどA僕たちといるときと比べ物にならないほど声低くない？」

そ「だよな、やっぱりアイスクイーンと言われてるってのも分かるほど、氷のような」

A「まず１つ、今年の取り組みについてです、今年は～～～～」

そういって、Aが説明を始めた

さ「いつもとは全く違うな、なんていうかAは二人いるような感じや」

う「生徒会副会長ってのがそうさせてるのか」

あ「あれがいつも俺たちと笑顔で接してくれるAちゃん、イメージ違う！」

A「～～～～、以上で、取り組みについての説明は終了です、続いて、進行についての説明を行います。～～～～」

ま「でも、Aの歌ってみたのかっこいい感じの曲を歌ってる時の声に似てない？」

そ「いわれてみれば、、あの低音イケボに似てる」

う「あの声が地声なのか？」

A「～～～と、以上で説明を終わります、姿勢、れい」

全校「ありがとうございました！」

そして、全校集会が終了。次々にクラスが退場していった

そこで僕たちが目に留まったのは、誰よりも一番最後に体育館を出ていくAだった

それはまるで、氷の花、彼女の周りに青い風が吹いているようだった。歩く姿、揺れる髪、何もかもが一人で咲き誇る、青くクールで、でも、そこには寂しさややさしさがやっぱりあって。そんな氷の花が、一人優雅に咲き誇っているようだった。

さ「きれい、、やなあ」

あ「ほんとに、、きれい、、」

その姿に、みんな目を奪われていた。もちろん僕も。そして、その後も２時間目、３時間目と、文化祭についての話し合いがクラスで行われていたが、僕たちはあのAの姿や声、僕たちといるときと全く違うAの姿。それが忘れられなかった