「 You're my precious 」

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今日は仕事の先輩、力矢さんとお出かけです。



力矢さんは大人っぽくて仕事も出来て色んな人から尊敬されてて

私にないものを全て持っているような人。




「力矢さんってどんな人がタイプですか？」


何となくで聞いてみた。


… 私が気になっただけだけど。




『んー、大人っぽい女性とか？笑』


「私のことからかってます？」



そりゃあ力矢さんだもん

何となく分かってたけど直接言われるとダメージが大きいな〜。



今まで力矢さんの隣を歩くんだから大人っぽくしないと！って思って

頑張っていたけどもういいかな。なんて思えてきた




『名前はそのままでいいんだよ』


「え？」


『俺の為に大人っぽくなろうとか思わなくて良かったのに笑』



全部バレてた？



「頑張ってたのに〜 ...」


『分っかりやすいな〜笑』



バレていたことが恥ずかしくて下を向いたままで居ると




『俺はそのままの名前が好きだな』


と言って頭をぽんと乗っけてくる力矢さんはやっぱり大人に見えた。





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