「 You're my precious 」

鈴木昂秀 ページ21

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『もしもーし』


何となくで幼馴染の名前にかけた電話。



「... なに？」




僕にだって声が震えてることぐらい分かる





『今どこに居んの？』


「昂秀には関係ないでしょ」



そうやって溜め込むとこは昔っから何も変わってない。




『名前、』



「...... 私はいつまでお姉ちゃんと比べられるの、？
私だって出来ることはやってるよ」


「お姉ちゃんに負けないぐらい努力したことだってあった、
なのにいっつも、お前は何でって、」




いつもだったら頑なに言わないのに

吹っ切れたようにスラスラ話す名前。








「... 昂秀、いつもの公園、」




秒で行くしかないな






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