11日 ページ10
長尾 side
俺、長尾謙社は放課後の誰一人いない教室である人を待っている。
その人の名前は道枝駿佑くん。
めっちゃ可愛らしい顔しとる。
その子のことは前から知っていた。
どうやら病気らしくて、俺と同じかなーなんて思っているけどまぁそんな怖いことなこと言えへんし。
…てか、今日はやけに遅いな、…
ちょっと見てくるか。
彼の教室は1年4組で、意外と離れてる
長尾「…？」
なんか声がする
道枝「ごめ…なさっ」
！みっちーの声や
俺は勢いよくドアを開ける
その瞬間飛び込んできた光景は酷いものだった。
みっちーは数人の男子に殴られていた
「あ、彼氏さんのおでましやん」
長尾「…みっちーになにしてんの」
道枝「な、長尾、逃げて」
長尾「こんなことして楽しいんか」
「この上ないくらい楽しいな」
長尾「…いかれてんとちゃうん」
「あ"ぁッ?!」
その瞬間、その男が俺に近ずいてくる。
長尾「みっちー逃げんで」
俺はそのみっちーの手首をつかみ、そのまま走った
なんとかまくことはできたけど、
道枝「な、長尾、大丈夫、？」
長尾「あー…久々に、走った、から、…息できん……ｯ」
俺は病気で、医者から走ることをできるだけ避けるよう言われている。
道枝「え、あ…」
みっちー、戸惑ってる……
その時、後ろの方で俺らを探してる姿が見えた
長尾「みっちー、体育倉庫！」
道枝「、わ、わかった！」
俺とみっちーはなんとか逃げ切った
長尾「…きつ…ｯ」
道枝「深呼吸できるか？」
長尾「。な、…なんとか…」
みっちーに言われるまま深呼吸をしたら少しずつ治ってきていた
長尾「…みっちー、ありがと…治った！」
道枝「いや、別に」
ガチャ
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作者名：のーの | 作成日時：2023年8月7日 15時
