10日 ページ8
道枝 side
長尾「あ、やば、この後病院行かなあかんかった！ほな、また明日ここ集合な〜！」
道枝「えっ、あちょっ……」
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って言って、あのままなんよな……。
てか、長尾くんはなんで俺の病気のこと……。
そして謎のまま、俺はまた長尾くんのいる教室に向かった。
長尾「あ、きたきた」
道枝「あの、」
長尾「ん？」
道枝「……昨日の話なんですけど、俺の病気のこと」
長尾「あーあれな、病気持ちってこと、たまたまトイレできいてしもて……ごめん。でも、病名とか詳しいことは知らんから！」
道枝「……なんだ」
よかった…。
道枝「……あの、俺からも約束いいですか」
長尾「？ええで」
道枝「……お互い、本気で好きにならんこと」
長尾「！」
道枝「……ええ？」
長尾「……それは…病気に関係してる？」
道枝「…それは言えません」
長尾「…………わかった、ええよ」
そして長尾くんは小指を差し出す
長尾「約束」
道枝「……うん」
長尾「あ、あと敬語禁止、ずっと気になっててん」
道枝「え、あ……うん、わかった」
長尾「うん、あと長尾でええよ」
道枝「……長尾？」
長尾「そうそう！その方がしっくりくるわ、笑」
この人は、すぐ人を笑顔にする力がある
その日は少し話して解散した
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作者名：のーの | 作成日時：2023年8月7日 15時
