私だって青春したい4 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:9,883 hit

にひゃくよんじゅうさんページ7

ＶＳ青城は私が各校のスポドリを作っている間に

終わっていたらしい

次は連合チーム

覚｢ねぇーAチャンって別れたの？｣

｢別れてませんが｣

覚｢ふーんじゃあ遠距離かぁー｣

まったりした喋り方

何を言い出すか分からない

｢どうしたんですか？｣

覚｢不安じゃないのー？｣

瀬｢天童…その辺にしとけ｣

｢不安じゃないですよ信じてますので｣

ウソつき……

ホントは不安でいっぱい

皇さんに取られてるかもしれない

私より性格も見た目も可愛い彼女に

正直別れないのかすら怪しい

”別れよう”とは言ってないし言われてないが

菅原先輩は好きな人が変わってるかもしれない

でもそれを私に伝える術がない

ピー

先｢もう仲良ぅなったんか｣

｢前にここら辺に住んでましたので｣

先｢あぁそういう事か｣

さすが及川さん誰とでも息が合う

角｢アウ…ト｣

ダンっピッ

INだ

｢｢なんっでやねん｣｣

関西の人って何にでも突っ込むよね

先｢最後まで追いかけぇ｣

角｢……｣

言われなくても分かってる奴だ

動画は一応上から2台で

私と信介さんのスマホで撮っている

体育館のどこからか冷たい風が入ってきた

｢寒っ｣

真冬の体育館はシャレにならない

その中半袖半ズボンで試合する選手たち

見てるこっちが寒い

はぁーっと白い息を吐く

花｢寒い？こっち来る？｣

｢いや、大丈夫です｣

あ……フルセットになりそう

稲荷崎が追いついてるのはいい事だけど

寒いから早く終わらせて欲しい

一生懸命頑張ってるのは分かるが

寒い…死にそう……

さっきまで水作業をしていたせいか

手がとてつもなく冷たい

早く暖かいお風呂に入りたい

ダメだ……集中…しないと

松｢ナイスキー｣

及｢ドシャットォォォ！｣

花｢ツー！｣

混合チーム強い……

そしてテンションたかっ…

そのテンションがまた稲荷崎の皆をイラつかせる

ピー

あ、信介さん

北｢侑、焦んな落ち着け

治、雑や丁寧にせぇ

角名、ちゃんと飛べ｣

｢｢……はい｣｣

北｢大丈夫や｣

｢｢……はい!!｣｣

うん……上手い…

ちゃんとチームの上げ方わかってる

北｢侑……〜〜〜〜｣

侑｢はい｣

何を言ったかと思ったら

侑先輩がツーで牛島先輩と松川先輩の間に落とした

松｢わりっ｣

牛｢スマン｣

そうすると他の皆も

青城と白鳥沢の間に打ち始めた