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にひゃくろくじゅうさん ページ26

理「なんか……怒っとる?」


「そう見えるだけじゃない?」


理「てかなんで俺まで」


「知らないわよ」


右手を使わないように見張られている


昨日からずっと


ペットボトルの蓋さえ開けせてくれない


取「稲荷崎は今日が初戦となりますが


チームの調子はどうでしょうか?」


取材中に仕事をしないように


着いてこさせられた訳だ


どれだけ信用ないんだか


理石君までナンパ対策と巻き込まれた


北先輩の取材を2人で見守る


北「どんなチームも〜〜〜」


当たり障りないテンプレみたいな答え


取「稲荷崎には美人のマネージャーがいると


SNS上で話題となっておりますが今日は……」


北「来てますよ、でもちょっとシャイなんで


あんまり触れんとってあげてください


出来ればカメラも……」


侑「めんどくさい彼女がいて北さんも大変やな」


「あ”?」


侑「あ、いや、冗談やん」


理「ま、まぁ関西人のノリやんか……」


「ついていけなくてすみませんね」


侑「あ!飛雄くんや!」


「は、?」


条件反射で隠れてしまった


侑「ウソや」


ニヤニヤしながら嘘だという事を告げてくる金髪


「まっじで何しに来たんですか!」


侑「あぁせや北さんの取材


試合まであとちょっとやから見てこいて先生が


ついでにさっき烏野も見…」


北「終わったけど?」


侑「き、北さん!お疲れ様です!」


北「おつかれ、わざわざありがとうな」


「「お疲れ様です」」


北「これからやねんけどな


次の試合辛かったら上から見ててもええねんで?」


「いえ、大丈夫です」


少しでも近くに行きたいなんて


口が裂けても言えない


侑「ちょっとでも烏野の近くにいたいてか?」


「ぅえ、!?」


侑「バレバレやわアホ


そんな化粧濃くして


髪もこんなクルクルで


いつものスッピンで十分やアホ」


「触らないでください」


北「侑めっちゃよお見てんねんな


俺気づかんかったわ」


侑先輩のたまに鋭いところはちょっと嫌い


侑「そんなウザがんなや


はよ行くぞ」


「私、なんで侑先輩がモテるのか分かりません」


侑「そらお前…顔やろ」


「じゃあ治先輩の方がモテますね」


侑「俺の方がモテるわ!」


「あぁ…そもそも恋愛に興味無さそうですもんね


侑先輩とは違って」


侑「っ!じゃかぁしいわ(やかましいわ)!」


パー!パラッパー!


「っくりした…」


侑「始まったな」


理「Aは初めてやんな?うちの吹部や」

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作者名:いちごオレ | 作成日時:2022年10月13日 13時

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