私だって青春したい3

にひゃくさんじゅうなな ページ50

新学期ここで過ごすのも後3ヶ月


女｢やっぱり部員目当てやったんや｣


女｢北先輩やろ？｣


女｢ヤバない？｣


私が北先輩とゲーセンに行った時の写真が


バラまかれてるらしい


ガラガラ


女｢よー来れたな｣


女｢自分サバサバしてますぅて顔のヤツが


いっちゃんやってんねんて｣


教室に入ってもその話題


歩｢殴りに行っていい？｣


｢ダメだよ相手にしたら猿以下だよ｣


歩｢猿以下て……おもろいなーホンマに｣


｢そりゃどうも｣


関西人にとって1番の褒め言葉が”面白い”だそう


理｢おはよ…お前と北さんえらい噂になってんな｣


歩｢おはよー｣


｢おはよ…ホント勘弁してほしいよねー｣


理｢ほんまに思ってる？｣


｢えーでもあっちには大分迷惑なんじゃない？｣


歩｢こっちも大分迷惑やけどな｣


｢別に無理して付き合わなくていいよ


嫌だったらいつでも縁切れば…｣


歩｢アホやろウチがそんな事するって思ってるん？｣


｢そりゃどーもでも……


私といるせいでイジメられたら


絶対に言ってね？｣


歩｢Aちゃんもやで？うちらは味方やから｣


理｢まぁ困ったら頼れよー｣


｢ありがと｣


歩｢あ、今ちょっと照れたやろ｣


｢え、別に……｣


理｢お礼は……せやな勉強教えてーや｣


歩｢うわっ性格出るわー｣


｢それくらいならいつでも


あ、1つ頼んでいい？｣


｢｢？？？｣｣


｢あのね今日から部活ない日遊びに行かない？


あと3ヶ月でここ出ていく予定なんだけど


よく考えたらあまり知らないなーって思って｣


理｢ちょぉまて…出ていくて…｣


｢あぁ私4月から元の学校に戻るの


そういう約束…親とのね？｣


守ってくれるかは別にして


歩｢任せとき！｣


｢お金は出す……だから沢山連れてって！｣


女｢理石君にも手出すとかヤバー｣


ボソッとそんな声が聞こえた


｢え、何？何の話？


理石君のこと好きだから嫉妬してんの？｣


女｢は？んなわけないやん｣


｢違った？じゃあなんで…


あぁ北先輩の事が好きなんだぁ｣


女｢違うって!?｣


おぉービンゴ！


｢えーじゃあなんで僻んでんの？


私何も迷惑かけてないと思うんだけど｣


女｢キモイねん｣


｢うん、なにが？｣


女｢アンタの態度やん！めっちゃ迷惑やわ｣


｢でもあなたが突っかかって来なかったら


関わることなんてなかった……違う？｣


女｢うっさい！｣


元々カルマといたから性格は悪いが


さらに酷くなった気がする……

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