私だって青春したい3

にひゃくにじゅうはち ページ41

｢守備、攻撃、ブロックはご覧の通りです


影山くんはだいたいなんでも出来るので


まぁ置いておきましょう…｣


侑｢置いとくんかい！飛雄くん……


そんな凄い思わんかったけどな…お利口さんやったで？｣


｢メンタルの面では”1番の攻撃の的”


と言ってもいいくらいですね


彼は自分の気持ちを理解し、相手に伝えるのが


とても、とても下手なんです……


そのせいで言い方がキツくなったり誤解を招いたり…


ユースと烏野のメンバーでは力量が違いますなので今頃


“自分はいいトスをあげているのに…“と自分の気持ちに


ついていけず八つ当たりでもしているんじゃないですかね


技術は凄くありますが性格は小学生です


侑先輩が言っていたお利口さんなのは


顔色を伺っていると言うことでしょうか…


いつもは自分の言いたい事を理解してくれる人がいるが


ユースには居ないなので自分に出来ることは


黙って観察そして自分の物にすること…


初めての人とはほとんど喧嘩するので


気の知れた人達とするのでは彼には違いすぎますよ…｣


治｢なんや…めっちゃ問題児やな｣


侑｢何言われても気にしなさそうやったけどな｣


｢いえ、そんな事はありません


影山くんと言うよりかは東峰先輩もですが……


ブロックに捕まれば捕まるほど焦るのはこの2人です


影山くんのトスは速くなって崩壊し始めるでしょう…


ブロックに捕まらないようもっと速く……と


影山くんが下がれば強制的に日向も下げられるでしょう…


烏野はその2人の変人速攻が売りです、なので少しは…｣


銀｢変人……？｣


｢えぇ…今回動画は入手できませんでしたので……


侑先輩……影山くんより上手い自信ありますか？｣


侑｢はぁ？当たり前やん｣


｢では私に合わせてトスをあげて貰えませんか？｣


侑｢おぅ…えぇけど打てるんかいな｣


｢合わせてくだされば…まぁとりあえず突っ込むので｣


侑｢そーか｣


ボールを出したら即走る


スカッ


｢残念、影山くんの方が上手かったですね


彼はこの速さの速攻を1発で日向に打たせました｣


侑｢も、もっかいや！｣


信｢よう跳ぶなぁ…｣


｢試合で打ってもいいですが…1番最後にですね｣


信｢なんでや？｣


｢あっちは変人速攻を止めるのは慣れているでしょう…


それに変人2人と月島くんは仲が悪くて負けず嫌い


月島くんは意地でも止めに来るでしょうね…


そうなれば変人2人にも火をつける事になるので｣

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