ひゃくじゅうきゅう ページ32
｢屋上って開いてましたっけ？｣
侑｢鍵かかってんで？｣
｢それは良かった｣
と屋上の前まで行くと
カチャカチャ……カシャン
苺｢ピッキング言うやつ？｣
侑｢かっこええなぁ今度俺にも教えてーや｣
治｢犯罪やろ｣
｢家の鍵無くした時とか便利ですよ｣
歩｢うちにも教えてーや！｣
｢えっと何から話せばいいでしょうか…んー｣
苺｢あ、せや業君どうしたん？
たまに来ん時あるしなんか機嫌悪そうやし
理由聞いても教えてくれへんし…｣
｢この事知ってるかな…
人…殴ったりしてないならいいんだけど
侑先輩と治先輩には言ったと思うのですが…
その私婚約者がいて…｣
苺｢婚約者…!?｣
｢はい…それは親が勝手に決めて進めて…
親が見合いを私に黙って決めたのはもう何回目でしょう｣
侑｢なんでやねん!!?あの北さんやで？なんで嫌なん!!｣
｢”なんでやねん”って本当に言うんですね…
コントの中だけかと思ってました…｣
侑｢話そらすなや｣
｢あぁすみません…
まぁ北先輩が嫌な訳では無いです…私には恋人がいます
なので私が北先輩の卒業までに
結婚する気にならなかったらこの話は無かったことに…
そして親も金輪際私に近づかないと約束をしたんです
その条件が北先輩と住む、同じ高校に通う
そして元の友達とは連絡を取らないでした
なので今苺ちゃんと話している事はホントはダメなんです
なので口外されないよう話し合おうと思いました｣
歩｢条件無視したらどうなんの？｣
｢誰かと結婚されられます｣
治｢北さんちゃうん？｣
｢どうでしょうかこれだけの無礼を働いて…
受け入れてくれるでしょうか…｣
苺｢Aちゃんは辛ないん？｣
｢私は別に…残された方が辛いよ…きっと｣
苺｢嘘やろ…なんで嘘つくねん…
私が最初に会った時と全然ちゃうねんで!!?
自分で気づいてる？前は…数ヶ月前までは
めっちゃ笑ってたし…口喧嘩とかもしてたやん
何でそんな全部どーでもええみたいな顔してんねん!!!｣
｢苺ちゃん…私は前からそんなに笑うほうじゃないよ？
それにどうでも良くないから今苺ちゃんと話してる｣
苺｢それでも…｣
｢苺ちゃんに1つお願いしていいかな？｣
コクッ
｢ありがとうちょっと待ってて｣
と言って教室まで走った
机の中からノートを2枚破って
1枚は業宛もう1枚は孝支君宛に手紙を書いた
それをおって屋上の苺ちゃんに届けてもらう
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kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月14日 12時) (
レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごオレ | 作成日時：2022年7月14日 12時
