私だって青春したい3

ひゃくにじゅうよん ページ27

なんか厄介な奴に捕まった気がする


治｢理石の彼女か？｣


｢違います｣


侑｢自分関東の方から来たんか？｣


｢宮城です｣


侑｢宮城っちゅーたら牛若んとこやん！｣


治｢でも今年ちゃう学校ちゃうん？｣


信｢侑、治、ドアの前で溜まってんなや邪魔になるやろ？｣


治｢あっすんません｣


信｢……なんでここおるん？｣


侑｢い、今すぐ準備してきます！ってあれ？俺らちゃう？｣


｢関係なくないですか？｣


信｢フッ応援しに来てくれたんか？｣


｢いえ、理石君を待ってます｣


信｢理石？なんで？｣


｢彼がここで待ってろとというかバレー部だったんですね｣


信｢昨日言ったやろ？｣


｢昨日は9割聞いてませんでしたから｣


理｢あ！Aさん！ごめんなー｣


｢いえ、大丈夫です｣


信｢理石…コイツなんでここおんの？｣


理｢マネージャーに誘ったんですけど…｣


侑｢北さん！知り合いなんですか!?｣


信｢あぁ俺の婚約者や｣


｢｢き、北さんの婚約者ー!?｣｣


理｢道理で似てる思たわ…｣


信｢てか自分マネージャーするん？｣


｢はい｣


信｢やめとき｣


｢はい？｣


信｢入っても苦労するだけやで？｣


｢私バレー部のマネージャーしてたんですが？｣


侑｢そーなん？ほんなら…｣


信｢やりたいんやったらええけど…


誘われたからって理由だけやったらやめとき


大体ここのマネやった奴は虐められとる｣


｢そうですか…それで？｣


信｢怖ないんか？｣


｢中学の時はずっと虐められてましたから…｣


信｢尚更や…慣れるもんやないやろ？


1回そんな目あったんやったら怖いんちゃうん？｣


｢え、別に？｣


理｢さすが北さんの婚約者や…強いなぁ｣


信｢それなりの覚悟持って入りーや？理由は知らんけど｣


｢理由は誘われたから…なんとなくです｣


信｢話聞いとった？｣


｢はい、聞いてましたよ？


”虐められる覚悟が無ければ入るな”でしょ？｣


信｢はぁ…心配や…｣


｢心配して頂かなくても大丈夫です｣


侑｢てか宮城のどこの学校やったん？｣


｢…烏野ですが？｣


治｢牛若倒したとこちゃうん？｣


信｢……烏野と当たっても


協力できひんとか辞めるとかはなしやで？


烏野の情報やったら持ってるやろし吐いて貰うからな？


バレー部入ったら敵やからな？｣


｢……わかりました｣


信｢ほんなら先生に言っとくわ｣


｢3人にはお願いがあります婚約の事は


誰にも言わないでくださいお願いします｣

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