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ひゃくにじゅうに ページ25

「〜〜〜〜〜」



「〜〜〜〜〜〜〜〜」


さっきから会話が1個も入ってこない


今日はお見合い当日


着物という動きにくいものを着させられ


逃げるにも逃げられない


会話を振られるが真顔のまま無視をする


相手は兵庫に住んでいる北信介という人


真面目らしい見る限り乗り気ではなさそう


まぁこんな無愛想でつまらない奴と


結婚させられる彼も可哀想だな


「お父様このお見合い…最後にして貰えませんか?」


父「おいっ!失礼だろ」


「はい、失礼を承知の上で申し上げます


このお見合い最後にしては貰えないでしょうか


この婚約が破棄になろうがなんだろうが…」


男「ハッハッハ中々肝座っとるお嬢さんですな」


父「すみません……ではそろそろ…」


「人の話もろくに聞けないのですか…お父様?」


父「……聞く必要はないだろう」


「世間体を気にされるのであれば娘の話は聞くべきでは?」


父「……」


「この婚約が破棄されても…最後にしてください


お願いします」


父「この婚約は破棄されない」


「半年…時間を頂けないでしょうか…信介さんの卒業までの


半年で私の気が変わり信介さんを愛する事が出来れば


この婚約は受け入れます、ですが…


半年で私をその気にさせられなければ破棄…


そしてお父様、お母様は


今後一切私に関わらないでください


お金が必要なら私が働いて少しずつですが返します


お母様は私のためと仰いますが


実際放って置いてもらえることが1番嬉しいです」


父「信介君はどう思いますか?」


「お父様に聞いて…」


父「黙ってなさい」


信「僕は無理に結婚してもしんどいだけやと思います」


父「そうか…ならなら一つ条件がある


本来なら北さんの家で過ごす予定だが


二人で住むこと…


そして半年間今までの友達とは連絡を取らない…


学校は彼と同じ学校に通ってもらう…


それが条件だそれを破った場合、


気持ちが変わらなくても結婚だからな?


後身なりも整えろなんだその髪は…」


「…っわかりました、ありがとうございます」


男「ほんなら新しい家は私が用意しときます」


父「ありがとうございます」


ほんとお父様は娘に甘いよね…


彼氏がいるのに半年で落ちるわけないし


連絡もバレなきゃいいじゃん?


学校やスマホ、家など何から何まで全て新しくされた


そして私と信介さんの生活が始まった


その後も特に何も聞いては来なかった

ひゃくにじゅうさん→←ひゃくにじゅういち



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kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月14日 12時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごオレ | 作成日時:2022年7月14日 12時

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