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ひゃくじゅういち ページ14

「えっと…すみません…そういうのは…」


まぁ予想はしてた


遡ること10分前皇先輩に呼び出された屋上に行くと


彼女は既に居て相談をしたいと言い始めた


内容は”高校一年生から好きだった菅原先輩に告白する


だから手伝って欲しい”というものだった


初めはは1年からの菅原先輩の事だった


多分マウントをとってるつもりだったんだろう


そんな話を10分くらい聞かされ


「それでね?菅原に告白しようと思うんだけど…


Aさん菅原と仲良かったよね?


協力してくれないかな?お願い!」


と最初の10分は何だったんだろうと言うほど


薄い事を言われ今に至る


こんなのは初めから…声をかけてきた時から分かっていた


出来ないという事をやんわり伝えたが…


「えっと…どうして?」


うーん困ったなぁ…


「本当に好きならば誰の助けも借りず


自分の力で振り向かせてみては?」


そう言って屋上を後にした


仁花ちゃんには先食べるよう伝えてあるので


一人で軽く食べていると


女「Aさんってあなたよね?」


女「ちょっと来てもらっていい?」


と言われ素直について行った


女「ねぇ音に何言ったの?泣きながら帰ってきたんだけど」


やっぱり皇先輩の友達だ…


「菅原先輩に告白する手伝いを断ったですよ?」


出来るだけ相手を刺激しないように笑顔で言う


女「は?そんなわけないでしょ!?他にも言ったくせに…」


どんな伝え方したんだろう…


まぁ語彙力無さそうな上に都合よく解釈してそうだな


とは思ってるけど…


「なぜ…私の助けが必要なんでしょうか?」


女「菅原と仲がいいからでしょ!?」


「皇先輩だけの力では無理なんでしょうか?」


女「それはっ」


「菅原先輩が私の事を好きと知った上で


ライバルの私を潰そうとしたのでは?


1年だから3年の言うことは断りにくい


そして私が菅原先輩に近づいたら


”協力してくれるって言ったのに…”とでも言っとけば


菅原先輩はどうか知りませんが


確実に周りからは孤立させる事が出来るでしょうね


まぁ私は頼まれた事を断れない性格ではないので…


後…菅原先輩彼女いらっしゃいますよ?」


女「そんなデタラメ…」


女「彼女は誰?あなたではないの?」


「それは本人から聞いては?


あ、彼の周りの人間に聞くのも一つの手ですね」


女「じゃああなたに聞くわ」


「私からはお答えできません…お力になれずすみません」


女「なん…」


女「いいよもう行こ」

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kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月14日 12時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごオレ | 作成日時:2022年7月14日 12時

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