11話 このバレ方は嫌 ページ11
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なぜ君がこんな所に!ダメでしょ!お家帰って寝てなさい!!
総悟とは一緒にいる事がとても多かったため、私とばれる可能性が非常に高い。
ますまい、まずいぞ!!
「あら、沖田さん。どうぞ、その子の隣にでも座って。」
まだ立っている総悟に座るように促し、こちらを見てウインクをするお妙さん。
いや、その配慮いらないです!!!
ある程度の事情は話してあるし、その時に銀さんがなんか余計なことを言っていたので、総悟のことを愛してやまないことがバレている可能性が高い。
この格好で同じ空間にいることが耐えらんないのに隣て!!!やばいよバレるよどうしよう。
さすがに今バレんのは嫌!!!!
「………じゃあちょいと失礼しやす。」
私の顔をじっと見ながら隣に座る総悟くん。
…え?バレた?何?こわい!!!
「あんた…………いや、なんでもねェ。」
そう言ってふいっと私から目線を外し、前を向き、そのまま前においてあるお酒をちびちび飲み始めた。
目の前の隊士や、近藤さんなんかはキャバ嬢たちに対してデレデレな態度をとっているのに対して、総悟くんはたまにこちらの様子を伺ってくるくらいで何も話しかけてこない。
そんな総悟を見てキャバ嬢の方々が話しかけてくるも、軽く受け流し、楽しむ様子は無い。
確かに町などで言い寄られはするものの、軽くあしらっているし、小さい時から周りに女がいなかったせいか剣術ばかりだったしあまり興味が無いのかも。
そういう所も好き〜〜〜〜〜〜!!!!!
好きな男がほかの女にデレデレしてる所など誰が見たい!!
ほんとにいい男だ沖田総悟、好きだ、愛してる結婚してくれ。
少し冷たい様な態度にもグッとくるもんよ女ってのは!まあただの私の好みだけど!!!
総悟の横顔を眺めながら、そのかっこよさに打ちひしがれていると、前を向いていた彼と目があった。
「あんた、兄弟とかいたりすんのかィ?」
『…………へ?』
突然の事でだいぶ間抜けな声が出てしまった。
『いません、けど。』
ん?あれ?咄嗟に答えてしまったが実際どうなんだろう。あんな家の環境だからいてもおかしくはないかも。でも知らんしいっか。
「そうかィ。じゃあ俺はコレで失礼しやす。
近藤さん、俺先に戻りまさァ。」
「ああ、気をつけて帰れよ!」
……………とりあえず難は去ったよね!!!!!セーフ!!!
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まち(プロフ) - 笛さん» ありがとうございます〜!頑張って更新します! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 6817f9a790 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - いとさん» ありがとうございます!頑張りましょう〜!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 6817f9a790 (このIDを非表示/違反報告)
笛 - めっちゃ面白いです続きが気になります!! (2021年1月20日 15時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
笛 - 早く更新してーーーーーーー (2021年1月20日 1時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
いと - めっちゃ面白いです!私も小説書いてるので、お互い頑張りましょう!! (2021年1月10日 14時) (レス) id: 204f45673b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まち | 作成日時:2019年12月10日 3時