63：午後のお茶会 ページ16
.
息巻いたがいいが……どうしてこうなった
「Aさん、これなんか美味しいですよ？」
『あ、ども…』
現在、暗美さんとスイーツ食べ放題来ています
もう一度言う。どうしてこうなった…?
〜数時間前〜
今日は休日、家でゴロゴロしようとソファーで寛いでいたら
「邪魔だ、ブスデブ！！ 散歩でも行ってこいや！」
と、掃除機をかけていた爆豪くんに掃除機で腹部を吸われた為に…渋々、散歩に赴いた私です
全国のお父さん…気持ち、わかるよ…
ま、せっかく外に出たことだし今日の夕飯のメニューでも考え乍買い物でもしよう！っと思い歩いていた時、左腕にふにゃっと柔らかい感触が…
柔らかい…？
「Aさん、こんにちは。お暇なんですかぁ？」
『げっ』
振り向けばなんと…昨日の話題となった、ご本人が猫なで声での登場ですよ…肝が冷えた
「げっ、て酷いです…私、会えて嬉しかったのに」
『すみません。生理現象みたいなものです』
「……あら、そうですよねぇ…ふふっ、ごめんなさい」
こいつ、少し目線を下にして笑ったぞ…貧相で悪かったなぁ？！豊胸美人！
「所で…少しお話をしたいのですけど、お茶でも」
『いいえ、お金ないので結構d…』
「ぁ、こんな所に期間限定季節のスイーツ食べ放題の無料チケットがぁ」
『いいですよ、行きましょう』
ちょろいって思ったよねか…？生きる上では仕方ないんだよ！！(※甘いの大好き)
━━━━━━━━━━━━
━━━━━
━━━
と、言うわけで…私は彼女の姑息な手に引っ掛かってしまったわけです…うまっ
「Aさん、聞いてますか？」
『ん？』
「あの…よく、抜けてるとか言われません？」
『ぁ、あはは…使える下っ端とか言われます』
あれ？彼女少し笑いが固くなったぞ…フォークを置いて先程の楽しそうな女性の顔から少し妖しげな表情になり
「ｺﾎﾝ…早速で申し訳ないのですが、私の勝己はどうでしたか？」
『私の？……どうって、』
「彼、可愛いですよねぇ…私の1番、お気に入りの子だったんです」
ｿﾞｸｯ！
…何…この感じ、ねっとりと絡みつく様な
「彼が居てくれたから、私…いつも満たされていたの…1人じゃないとか、色々解らせてくれたし……解らせた
『っ…何が、言いたいの？』
「…あの子を私に返してくれませんか？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 952人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みか(プロフ) - 良すぎです！！かんどうしました！！ (2021年1月21日 17時) (
レス) id: 7d9eb566c6 (このIDを非表示/違反報告)
絵菜 - お願いします！！更新してください下さい！！胸キュンの雨をくれ！！ (2020年12月9日 23時) (レス) id: da77361163 (このIDを非表示/違反報告)
panda - 最高！すごく好き！応援してます！！！ (2020年10月7日 2時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってましたありがとうございます！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ お忙しいとは思いますが続きも楽しみにしています>< (2020年9月11日 1時) (レス) id: a23e5a1f02 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆様、いつもコメントありがとうございます！デートかただのお出かけか…2人の心境によって本人達の捉え方が変わっていくので、今後も作品共々宜しくお願い致します！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年12月17日 9時
