62:改善?必要ありません ページ15
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涙を零し混乱してる爆豪くんに、撫でようとするけど…さっきの話を聞く感じ、女性との接触は避けた方が良さそうな気がして、手を引っ込めた
『とりあえず…喑美さん?だっけ…との接触は避けないとね』
「っ…あんなクズの名前、呼ばんで…いいわ、バカ」
『ごめんごめん』
ゴシゴシと拭い乍も耳と尻尾は垂れ、強気だけど繊細なのがよくわかる
はて…どうしたものか、どうやら彼女はこの近辺に引っ越して来たみたい(勘)
ん"ーっと唸っていると落ち着いたのか爆豪くんが少し微妙な顔をして私を見てた…
ぇ、なんだ…
「…お前、なんでさっきから少し離れたり、触わらねぇようにしてんだよ」
実は爆豪くんがブルーの間に少しだけ距離を取っていた
『だ、だって…あんな事されたら、女の人と居たり触られたりするの嫌になるでしょ?』
「…っ…ざけんな、ゴラ。勝手に決めんじゃねぇ!さっさとこっち…来い!」
グイッと力強く引っ張られ、そのまま爆豪くんの方へ
…ポフッ
『ぶぉっ……硬い』
「るせぇ、贅肉…くそ柔けぇな」
『それNGワードだから!』
胡座をかいた上に座らされ、後ろから抱き抱えられてしまった…だからお腹に腕が!
「………お前は、アイツじゃねぇよ」
『ん?』
小さく呟く様に話し始めた爆豪くんに耳を傾けた
「お前はアイツと全く違ぇ…最初に会った時もそうだ。お前、俺に何も望んで来ねぇ上に拒絶もしなかった…変な奴だ」
あー…ははっ、変な奴……少し傷ついたぞ
「匂いも違ぇ…手も、表情も、言葉も……どれもこれも俺にとって、…悪くねぇって…思っちまった…、
だからよ……お前は」
俺に触れろ…離れるな
耳元で低く響く爆豪くんの声は何処か切なくて、胸が苦しくなった
心做しか抱く腕に力が入ってたのか、震えていた
『し、仕方ないなぁ…触ってあげるよ、リードも繋いであげる』
「誰がリード繋げるかアホ、…行き遅れ女が」
耳はピンと立って、見えないけどきっと尻尾も振ってるんだろうなぁ…言葉は相変わらず棘まみれだけど
『ねぇ、爆豪くん』
「あ"?」
『…君にとって、私は何かな?』
「マゾクソ飼い主」
『ひっでぇ!即答かよ!!』
くっそぉ…今の流れからちょーっと、いい答えを期待した私が馬鹿だった!!
「飼い主だろ?俺を守ってみせろや」
はいはい…頑張りますよ。独り身舐めるなっ
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みか(プロフ) - 良すぎです!!かんどうしました!! (2021年1月21日 17時) (レス) id: 7d9eb566c6 (このIDを非表示/違反報告)
絵菜 - お願いします!!更新してください下さい!!胸キュンの雨をくれ!! (2020年12月9日 23時) (レス) id: da77361163 (このIDを非表示/違反報告)
panda - 最高!すごく好き!応援してます!!! (2020年10月7日 2時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってましたありがとうございます!。゚(゚´ω`゚)゚。 お忙しいとは思いますが続きも楽しみにしています>< (2020年9月11日 1時) (レス) id: a23e5a1f02 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆様、いつもコメントありがとうございます!デートかただのお出かけか…2人の心境によって本人達の捉え方が変わっていくので、今後も作品共々宜しくお願い致します! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャチ矛 | 作成日時:2018年12月17日 9時