61：少年の昔話 2 ページ14
(side爆豪)
今まで殴られもやり返せば余計に殴られたりすっから我慢したり、不味い飯も我慢した俺だったが…やってしまったミス
それは…
━━━━ 人間の姿を見られた
あの女が居ねぇ隙を狙って、余りにも汚い自分の身体の汚れを落とそうと思って風呂場で姿を変えた時、
ｶﾞﾗｯ！
「！」
予定よりも早く帰宅したらしい、女は1度目を見開くが…俺はまだ餓鬼だったから、上手くコントロールできなくて耳と尻尾が残る中途半端な姿だった。
暫くして、状況を理解したのか…女は妖しく笑って
「へぇ…石の中に宝石が隠れてたんだぁ…。運がいいわ私、…彼も離れていっちゃたし、次は君でいいや」
いつもの雰囲気と全く違う…ねっとりとした目線。
何かわからない、嫌な感じ…腕を捕まれその場に倒され。ベタベタと俺の身体を触りだす…
…嫌だ、何だこれ…気持ち悪ぃ…
どんどん冷めていく頭と裏腹に上がる体温に吐き気が押し寄せてくる。
嫌だ、ヤダ…止めてくれ…
「貴方、名前は？…言えるわよね？」
言えば、やめてくれるのか…？
「そう……じゃあ、楽しませてね。カツキ」
……そっから先は、覚えてねぇ。
妙な気だるさと、鼻にくる変な匂いと甘ったりぃこびり付く様な香水の匂い…それから、妖しく笑う赤い紅。
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━━━
「…それから、週2〜3か4…ヤらr…ヤッたわ。ま、媚びれば金貰えるし、慣れれば大した事じゃ…なかったわ」
胸糞悪ぃ記憶を誰かに言うのは初めてだ…なんだか、急に怖くなった
Aの顔、見れねぇ…何か言われるのが、…クソｯ、んで怯えなきゃなんねぇんだ
「ははっ…そういうこった。ま、お陰で女の喜ばすこと出来るし、そういう仕事向いてるかもしれねぇな…いっそ、お前の稼ぎじゃたりねぇなら一肌脱いでやっても構わねぇぜ？」
胸元の服を握りしめて、不敵な笑みを浮かべる
弱い奴は死ぬ…どの世界でも同じだ。俺は強ぇ…強くなきゃいけねぇんだ
なぁ…笑えよ。俺が笑ってんだ…なんで、
『……ごめんね、』
泣きそうな顔で、あんたが謝ってんだよ…
『…辛い事、思い出させたのと…大人が身勝手な事して、…守ってあげれなくて、ごめん』
お前じゃねぇだろ…笑えよ
『今度は、守るから…だから、もう…いいんだよ』
頬に触れた此奴の手の暖かさに…一筋だけ、零した
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みか(プロフ) - 良すぎです！！かんどうしました！！ (2021年1月21日 17時) (
レス) id: 7d9eb566c6 (このIDを非表示/違反報告)
絵菜 - お願いします！！更新してください下さい！！胸キュンの雨をくれ！！ (2020年12月9日 23時) (レス) id: da77361163 (このIDを非表示/違反報告)
panda - 最高！すごく好き！応援してます！！！ (2020年10月7日 2時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってましたありがとうございます！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ お忙しいとは思いますが続きも楽しみにしています>< (2020年9月11日 1時) (レス) id: a23e5a1f02 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆様、いつもコメントありがとうございます！デートかただのお出かけか…2人の心境によって本人達の捉え方が変わっていくので、今後も作品共々宜しくお願い致します！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年12月17日 9時
