59：1歩進んでみようか ページ12
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『ばくごーくーん…そろそろ機嫌治してよぉ…話進まなよ〜』
「……」
どうも、こんにちはAです
えー…前回の彼の一人語り中に覚醒し寝たフリして聞いた私が拗ねて不貞寝してしまった狼な爆豪くんを揺すってます…
まるで、ただの屍のようだ…ﾋﾟｸﾘとも動かん…
『…私達は家族だよ？ずぅ…っと！ここにいていいんだよ』
「…るせぇハゲ、くたばれ貧乳処女」
『覇気ない癖に吐く言葉は生き生きしてんなおい』
耳も尻尾も爆豪くん自身も脱力しすぎて、まるで溶けたアイスのようだ…
そういえば…
『私の名前、知ってたんだね』
ﾋﾟｸﾘ「…、…もう忘れた」
ぁ…反応した…耳ﾋﾟｸｯて
『…嬉しかったなぁ…呼ばれて』
「……」ﾊﾟﾀ…ﾊﾟﾀ…
無意識なのか…完全に無意識だな、尻尾が穏やかに揺れ始めてる
ほっほぉ〜…褒められると嬉しいのは犬と同じかぁ
今…私すごく怪しい顔してる気がする
そっと爆豪くんの耳元に近付き…
『…勝己』
ﾋﾞｸｯ！…ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ！！
「…な、…ぉ…ま、はぁ？！/// 」
耳を抑えて大袈裟に壁まで飛び起き下がる爆豪くん…尻尾は忙しいですね…可愛ぃ
『いい反応だね…うちの子可愛い』←
「だ、まれ…バカマゾ！マジで殺す！！///」
『さて、本題に入ろうか』
「サラッと流して無視してんじゃねぇ！！//」
名前呼ぶだけでここまでスムーズに行くとは…今度から使お←
『あの女の人、知ってるの？』
「…しらね…」ﾌﾟｲｯ
始まった…またこれだよ
頬を抑えて目を合わせるのはもう流れとして定着しそうだ
『はい、目を合わせなさい。私達はなんだっけ？んん？』
「…………家族、」ｼｭﾝ
『そうそう、家族なんだから…君の事、色々知りたいし力になりたい。守ってあげるから、私を守って』
「…、…わけわかんねぇ」
少し間を置いて呆れた様に薄く笑って、重い口を開いて…
「あの女は……俺の、」
━━━━ 元、飼い主だ
予想は何となくできてた。過剰な反応が見えてたから
『…その飼い主さんの事、聞いても？』
辛そうに顔を歪め乍も、伝えようと口をパクパクして頑張ってくれる彼にこれ以上に掛けられる言葉は無かった
頑張ってくれてるのに、話さなくていいよ。なんて…彼の気持ちを蔑ろにする事だ
小さくても、聞き取るから…
守らせて
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みか(プロフ) - 良すぎです！！かんどうしました！！ (2021年1月21日 17時) (
レス) id: 7d9eb566c6 (このIDを非表示/違反報告)
絵菜 - お願いします！！更新してください下さい！！胸キュンの雨をくれ！！ (2020年12月9日 23時) (レス) id: da77361163 (このIDを非表示/違反報告)
panda - 最高！すごく好き！応援してます！！！ (2020年10月7日 2時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってましたありがとうございます！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ お忙しいとは思いますが続きも楽しみにしています>< (2020年9月11日 1時) (レス) id: a23e5a1f02 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆様、いつもコメントありがとうございます！デートかただのお出かけか…2人の心境によって本人達の捉え方が変わっていくので、今後も作品共々宜しくお願い致します！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年12月17日 9時
